Jリーグ 柏レイソル

J2降格の危機にある柏レイソルに朗報。J1初制覇もたらした名将が電撃復帰か

 今季J1リーグで17位と低迷している柏レイソルの来季指揮官にかつて2011年シーズンに柏レイソルをJ1リーグ優勝に導いたネルシーニョ氏が電撃復帰する可能性が浮上しているようだ。現地時間16日、ブラジルメディア『Futebol Interior』がこれを伝えている。

 昨季と同様に上位進出・来季AFCチャンピオンズリーグ出場権獲得を目標に掲げて今シーズンを迎えた柏レイソルだったが、成績不振により5月に下平隆宏監督を解任。

 後任として就任した加藤望監督はワールドカップ・ロシア大会開催による中断期間を経てもチームの流れを変えることができず、クラブ首脳陣は先週なかばのJ1リーグ第32節・鹿島アントラーズ戦での敗戦後、先週末に今季2度目の監督交代に踏み切っていた。

 同クラブは現在のところ、岩瀬健暫定監督にリーグ戦残り2試合の指揮を任せることを発表しているものの、選手・クラブスタッフの陣容を含めた全般的な来季の体制についてはJ1残留時とJ2降格時で大きく異なるという見方が広まっていた。

 しかしここ最近になり、今年4月に首脳陣との衝突によりブラジル国内クラブのスポルチを離れフリーとなっていたネルシーニョが来季指揮官候補に急浮上。本人も柏レイソルの再建に強い意欲を示していると伝えられているようだ。

 かつて2010年のJ2リーグ優勝から昇格1年目にしてJ1リーグ優勝、そして2012年の天皇杯や2013年のYBCルヴァンカップなど数多くのタイトルをもたらした名将は果たして再び古巣の立て直しに一役買うこととなるのだろうか。