ヨーロッパリーグ

ELで激突する乾所属ベティスとミラン。勝敗を分ける4つのポイント

乾貴士の所属するレアル・ベティスが国内での存在感を日に日に増しているミランをホームに迎え、ヨーロッパリーグ(EL)グループステージの第4節が8日早朝に行われる。前節はベティスがアウェイでミランを攻略。2-1で勝利を収めている。今回は、両チームのグループステージ突破にとっても重要となる第4節の勝敗を分けそうなポイントをご紹介する。


ミラン選手のモチベーション

前節との明確な違いは、ミランの選手のモチベーションにあるだろう。前回はインテルとのミラノダービーの直後だったことなど、過密な日程での疲労が露見。ELグループステージでの順位も影響しただろう。ゴンサロ・イグアインやサム・カスティジェホを除くと、ミランの選手に高いモチベーションを維持している者は少なかった。ただ、今回に関しては勝利の必要性が高い。この試合に勝利することで、本戦出場をほぼ確実なものにできるからだ。ミランの選手のモチベーションが高ければ、前節のような中途半端なプレスにはならないだろう。


ミランが前から行く選択を取るか

前節は疲労によりパフォーマンスが落ちていた中で、ベティスのビルドアップを前から捕まえに行く選択を取ったミラン。ただ、強度の低さと最終ラインがついてこないことによりことごとくかわされてしまった。前回との違いはティエムエ・バカヨコを起用する可能性が高いということだろう。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が予想する3-5-2で臨むのであれば、前回よりも勝算はあるかもしれない。キケ・セティエンがシステムを変更してくるであろうミランに対して、どのような対策を講じるかも見ものだ。


ベティスのワイドの攻略

前節ではベティスのウィングバックに幅を取られることで、サイドからの攻略も許したミラン。ルーカス・ビリアが起用できないことなどもあるが、3-5-2を採用するのであればベティスのウィングバック(WB)を捕まえにいくのも1つの狙いだろう。両チームの両WBが、どれだけ対峙する選手を押し込めるかもカギになるはずだ。中盤での数的同数とサイドでの数的同数を作り出せれば、前回とは違った形になるだろう。ミランは左のセンターバック(CB)にリカルド・ロドリゲスを配置し、多少流動的な攻撃を左サイドで繰り広げることが予想される。ベティスはアントニオ・バラガンの起用が予想されており、ミランの攻撃は左サイド。ベティスの攻撃は右サイドがメインになる可能性が高いだろう。サイドの主導権を握ることのできたチームが、より優位に試合を進めることになる。


アウェイでのクトローネ

この試合でスタメン予想となっているのはゴンサロ・イグアインではなくパトリック・クトローネ。イグアインはユベントス戦に向けて、腰の具合の様子見といったところだろう。ゴールへの嗅覚が素晴らしいクトローネだが、リーグ戦、欧州カップ戦を含めてそのほとんどをホームで記録している。仮にこのデータ通りのパフォーマンスとなれば、ミランが勝利を収めることは難しくなるだろう。