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CL3連覇のはじまりは内部昇格から。直近3シーズンで途中に就任した指揮官6選

レアル・マドリードがバルセロナとのエル・クラシコで大敗を喫し、翌日にフレン・ロペテギ監督が解任されたことは記憶に新しい。そこで今回は直近の3年間においてシーズン途中から指揮官を務めている人物を6名紹介する。


ジネディーヌ・ジダン

所属クラブ:レアル・マドリード
就任時期:2016年1月上旬
獲得タイトル:チャンピオンズリーグ(2015/16,2016/17,2017/18)、ラ・リーガ(2016/17)

ラファエル・ベニテス監督の後任として下部組織からのコーチングスタッフからの昇格としてトップチームの指揮官に就任したジダンは、トッププレーヤーたちを一つのグループにまとめあげるマネジメントを披露。見事就任1年目のシーズンから3年連続でチャンピオンズリーグ(CL)タイトルを獲得するなど、マドリードの歴史に名を刻んでいる。


ユップ・ハインケス

所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン
就任時期:2017年10月上旬
獲得タイトル:ブンデスリーガ(2017/18)

2012/13シーズンにバイエルン指揮官として3冠を達成し、監督業引退を表明していたハインケスではあるが、2017/18シーズンにカルロ・アンチェロッティの後任として再登板を果たすと、チーム内に厳格な規律を設けるなど雰囲気を引き締め、ブンデスリーガ6連覇をもたらした。


ジェンナーロ・ガットゥーゾ

所属クラブ:ミラン
就任時期:2017年11月末
獲得タイトル:なし

ここ数シーズンに渡り監督交代が立て続けに起こっていたミランは、2017/18シーズンもビンチェンツォ・モンテッラ監督の後任として下部組織からガットゥーゾを昇格。すると公式戦13試合無敗記録を作るなど、安定した戦いを披露。チームを今季欧州カップ戦出場権をもたらし、2021年までの契約延長を勝ち取った。


ペーター・シュテーガー

所属クラブ:ボルシア・ドルトムント
就任時期:2017年12月上旬
獲得タイトル:なし

2017/18シーズンはケルン指揮官としてスタートしたものの、リーグ最下位不振に陥り、12月はじめに解任の憂き目に遭っていた。ところがドルトムントがピーター・ボスの後任として同監督を招へい。過去のドイツ国内でも例を見ない異例の人事ではあったものの、チームに今季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を残し、昨季終了後にクラブを去った。


ティエリ・アンリ

所属クラブ:モナコ
就任時期:2018年10月中旬
獲得タイトル:なし

2016/17シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4まで進出した実績を持つモナコは今季、黒星が先行。先発メンバーを固定できない戦いが続き降格圏内に沈むと首脳陣はレオナルド・ジャルディムからアンリへの監督交代を決断した。アンリはこれまでもボルドーをはじめとする複数クラブが招へいに動いていたものの、監督キャリアのスタートに自身の古巣を選んだ形だ。


サンティアゴ・ソラーリ

所属クラブ:レアル・マドリード
就任時期:2018年10月末
獲得タイトル:なし

※写真中央がソラーリ暫定監督

クリスティアーノ・ロナウドの退団に伴い、得点力不足に陥っていたマドリードはクラシコで5失点の大敗を喫すると、翌日にフレン・ロペテギ監督の解任が公式発表された。暫定監督を務めるソラーリ氏ではあるが、後任人事選定で難航していることもあり、成績次第では正式に指揮官の座に昇格する可能性があるようだ。