ラ・リーガ

「もしもしロナウドです」 電話1本でエクアドル代表の新鋭と交渉入りへ

 この夏にレアル・バリャドリードのオーナーに就任したロナウド氏が今冬の移籍市場におけるトップターゲットに直電を行っていたことが明らかになったようだ。現地時間30日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がこれを伝えている。

 バリャドリードがトップターゲットとして獲得を狙っていると伝えられている選手は、現在エクアドル国内のCSDインデペンディエンテでプレーしているFWスティーブン・プラザである模様。

 同選手は1999年生まれの将来が嘱望(しょくぼう)されているストライカーであり、今年10月の代表ウィーク期間中にはエクアドル代表に初招集され、カタール戦とオマーン戦の2試合に出場している。

 また過去にレアル・マドリードのブラジル代表DFマルセロから「君の将来が楽しみだ。ラ・リーガでプレーする夢が早く叶えるように」というビデオメッセージを受け取るなど、周囲でも同選手を高く評価する声が上がっている。

 プラザ獲得に興味を示しているクラブはバリャドリードのみならず、ボローニャをはじめとする欧州の中堅・地方クラブがこぞって興味を示しており、争奪戦は必至との見方が強い。

 その中、ロナウド氏は選手本人に直接電話をかけて「もしもし、ロナウドです。あなたのプレーを見た。是非レアル・バリャドリードにきて欲しい」と伝えた模様。この1本の電話により、現地時間11月3日にプラザの代理人とクラブ首脳陣が初めて交渉のテーブルにつくことが決定したようだ。

 なお同選手獲得には600万ユーロ(約7億7000万円)を要するものとみられている。果たしてロナウド氏の1本の電話から最終的に契約合意に達することができるだろうか。