2014年にフィリップ・ラームがワールドカップ(W杯)トロフィーを掲げてから4年後に、ドイツが大惨事に見舞われると予想したサッカーファンは少ないだろう。ネーションズリーグではロシアW杯で優勝したフランスに引き分け、オランダに3-0で完敗を喫した。そこで今回は、ベテランをチームから追いやり、ドイツを再びベストな姿に戻すことのできる5人の若手選手をご紹介する。
ティモ・バウムガルトル
クラブ:シュトゥットガルト
3-0でオランダに敗れた試合で、ジェローム・ボアテングはかつての姿を完全に失った。ニクラス・ズーレというバックアッパーはいるが、2014年にシュトゥットガルトのトップチームデビューを果たしたバウムガルトルも素晴らしい候補になるだろう。22歳ながらすでにブンデスリーガで100試合以上に出場。高いレベルで継続的にプレーできることを証明している。
ジャン・ルカ・イッター
クラブ:ボルフスブルク
ヨナス・ヘクターは過去数年間左サイドで信頼感を勝ち取ってきた。しかし、彼が現在2部リーグでプレーしているという事実は受け入れなければいけないだろう。ヘクターはクラブが1部にいようが2部にいようが、ケルンを離れる意思はなさそうだ。ドイツが左利きの選手を探しておるなら、イッターはもってこいの選手だ。攻撃的かつ守備力のあるスタイルはダビド・アラバに通ずるところがある。
ルーカス・クロスターマン
クラブ:ライプツィヒ
ヨアヒム・レーブはヨシュア・キミッヒを中盤で起用したいようだ。彼は熟練した選手だし、おそらくうまくいくだろう。問題は右サイドバックにだれを配置するかという点だ。マティアス・ギンターでは満たすことできない大きな穴を残すことになる。そこでクロスターマンだ。U-21代表のキャプテンは高さと身体能力の高さで、高い推進力を誇る、1度は試すべき人材だ。
マキシミリアン・エッゲシュタイン
クラブ:ハノーファー
メスト・エジルが引退したことで、ドイツには明確に創造性が不足している。そのせいで得点シーンを逸脱するシーンも少なくない。エッゲシュタインはそれを改善するだけのポテンシャルを秘めているといえるだろう。彼は今シーズンすでに3ゴールを記録している。レーブがより攻撃的なアプローチをしたいのであれば、エッゲシュタインを招集するべきだ。
ヤン・フィーテ・アルプ
クラブ:ハンブルガー
ドイツの伝説、クローゼに匹敵するストライカーはまだいないが、比較されている選手ならいる。それが18歳のアルプだ。すでに代表チームでストライカーを張るだけの技術や能力を持っていることを実証している。また、フィジカル面での強さも折り紙付きだ。将来的にA代表に参加することは間違いないだろう。そのタイミングを早めても何も問題ないだろう。
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