Jリーグ ヴィッセル神戸

北海道胆振東部地震の被災者に対しJリーグクラブから支援の動き

 9月6日午前3時8分に北海道地方を襲った大地震の影響は胆振地方や札幌市内の一部などでいまだに残っている。

 深夜に発生したこの大地震では厚真町で震度7を観測し、大規模な土砂崩れが発生したほか、北海道全域が一時停電に見舞われるなどライフラインにも甚大な被害をもたらしている。そしてこの地震では9日現在35人の死亡が確認されている。

 この北海道胆振東部地震でまだ日常生活を取り戻せていない地域が数多く残っている中、Jリーグクラブは支援の動きを見せている。

 J1リーグ・北海道コンサドーレ札幌は8日より全体トレーニングを再開している。その北海道コンサドーレ札幌は公式サイトを通じて「私たちコンサドーレは、ここ北海道で生まれたクラブとして、サッカー、スポーツを通じて、道民のみなさんに寄り添い、笑顔を届けていきます!」とコメントを残している。

 また9月23日に札幌ドームで開催予定のJ1リーグ第27節で鹿島アントラーズは「今回の平成30年北海道胆振東部地震で被害に遭われた皆様に対し、謹んでお見舞いを申し上げます。余震や停電、断水など、今後も大きな影響が続くと思われます。1日も早く、皆様の日常生活が復旧することを心から祈念いたします」と地震発生日の9月6日に公式ツイッターを通じてコメント。

 さらにヴィッセル神戸は9月11日に神戸ユニバ競技場で予定されている一般公開の練習見学後に元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタも参加し、「北海道地震被害支援募金」を行うことを公式サイトを通じて発表している。

 被災地ではいまだに余震が続き、予断を許さない状況にあるものの、今後より多くのJクラブから支援の輪が集まることだろう。今回の地震で犠牲になられた方や被災された方に謹んでお見舞いを申し上げるとともに、一日も早く日常生活を取り戻せるように願っている。