Jリーグ サンフレッチェ広島

J1首位攻防戦。2位川崎Fが1位広島に逆転勝利

 明治安田生命J1リーグ第23節サンフレッチェ広島対川崎フロンターレが19日に行われた。

 首位サンフレッチェ広島は4-4-2のフォーメーション。センターバックには水本裕貴が外れ、千葉和彦と野上結貴のコンビ。右サイドハーフには柴崎晃誠が復帰し、2トップはパトリックと渡大生が務めた。一方、2位川崎フロンターレは4-2-3-1のフォーメーション。前節とまったく同じ先発メンバーで臨んだ。

 前半は川崎がボールを支配するも、広島の堅固なブロックを前に攻めあぐねる展開が続いた。川崎は小林悠がDFラインの裏へ抜け出すもGK林卓人がセーブ、前半終了間際に右CKからフリーで車屋慎太郎が合わせるもクロスバーに阻まれた。一方、広島も柏が左サイドを突破してチャンスを作るも、パトリックのシュートは枠に飛ばず。両チームスコアレスで前半を終えた。

 試合が動いたのは後半11分、広島は右サイドのパス交換から柴崎がクロスを供給。パトリックがゴール正面でヘディングで合わせると、シュートはゴール右隅に決まった。広島が先制に成功。

 しかし、川崎もすぐさま反撃。後半18分、エウシーニョが後方からの相手サイドバックの裏のスペースに抜け出す。そのまま右サイドからダイレクトでクロスを入れると、並走した小林が相手DFに走り勝ち、右足でシュート。これがゴールネットを揺らし、川崎が同点に追いついた。

 後半31分、家長昭博がペナルティエリア右へ抜け出してクロスを入れると、クロスにスライディングした千葉和彦の手に当たったと判断され、川崎がPKを獲得。これを小林悠が決め、2得点目を奪取した。

 このまま試合終了。2-1と2位川崎が逆転勝利を飾った。