22日に行われたワールドカップロシア大会グループステージ第2節、グループEのブラジル代表対コスタリカ代表の一戦は2-0でブラジルが勝利した。
第1戦でスイスと引き分けたブラジルは、戦前の予想通り試合序盤からボールを支配しコスタリカのゴールに迫る。
しかし最初のビッグチャンスを作り出したのは、コスタリカだった。12分に右サイドからのマイナスのボールにペナルティエリア内で合わせたセルソ・ボルヘスのシュートは、枠を捉えることはできなかった。
ブラジルは26分にガブリエル・ジェズスがゴールを揺らすが、オフサイドにより得点は認められなかった。その1分後にはネイマールがディフェンスラインの裏に抜け出してチャンスを迎えるなど、徐々にコスタリカゴールに近づいていく。
コスタリカは5バックを中心とした堅固な守備ブロックを敷き、枠内シュートには守護神のケイロル・ナバスが鋭く対応。前半はスコアレスのまま終了した。
両チームともに決定機を作り出せないまま迎えた49分、ブラジルはジェズスのシュートがクロスバーを叩き、直後のパウリーニョのシュートはディフェンダーのブロックされて均衡を破ることができない。
56分には右サイドからのクロスにゴール前でフリーのネイマールが合わせるが、シュートはナバスにセーブされる。ナバスはその後もコウチーニョのシュートをキャッチするなど、安定したパフォーマンスでコスタリカを支えた。
相手のクリアミスを拾った72分のネイマールのシュートも、わずかにゴール右に外れた。
スコアレスで迎えた78分、ネイマールがペナルティエリアで倒されてブラジルはいったんPKを得るが、主審はVARの結果ファウルの判定を覆しPKを撤回して試合は続行する。
そのまま引き分けに終わるかと思われた後半アディショナルタイム、ゴール前のこぼれ球をフィリペ・コウチーニョが押し込んで待望のゴールを奪う。さらに試合終了直前にもネイマールが追加点を加えた。
この2ゴールによりブラジルは苦しみながらも今大会初勝利を手にした。対するコスタリカはあと一歩のところで勝ち点1を逃し、2連敗となっている。
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