代表チーム リーグ・アン

PSGで孤立深めたネイマール、わずか1年でのバルサ復帰の可能性浮上

 パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは今夏にバルセロナ復帰の可能性が浮上しているようだ。16日、イギリスメディア『90min』がこれを伝えている。

 ネイマールは昨夏に史上最高額の移籍金2億2000万ユーロ(約293億円)でバルセロナからPSGに加入すると、チームの主力として今季は公式戦30試合に出場し28ゴールを叩き出したものの、2月下旬のリーグ戦で右脚を負傷し、約3カ月間ピッチから離れていた。しかしワールドカップ・ロシア大会前に行われたオーストリアとの一戦ではゴールネットを揺らすなど好パフォーマンスを披露。W杯優勝に向けてコンディションが万全であることを示していた。

 そのネイマールの去就を巡ってはPSGは今夏にファイナンシャル・フェアプレー(FFP)抵触の可能性が高まっていることから資金捻出に迫られている模様。同選手は当初、バルセロナの宿敵であるレアル・マドリードへの移籍が噂されていたものの、どうやら本人はバルセロナ復帰を熱望しているものとみられる。

 また代理人を務めている父親の手元には複数クラブからオファーが届いており、バルセロナもその中に含まれているようだ。さらに今夏にバルセロナが獲得を目指していたアトレティコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが残留宣言を行ったものとみられ、バルセロナ首脳陣は新たなターゲットを模索しているようだ。

 今季PSGを率いていたウナイ・エメリ監督がPSG指揮官退任決定後に残したコメントによると、ネイマールがチームからの孤立を深めていると伝えられている。果たして昨夏に前例のない大型移籍を決断していたネイマールはバルセロナ帰還を決断するのだろうか。