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ドルトムントCEO、今夏の最優先事項はバチュアイの完全移籍だと明言

 ドルトムントのハンス=ヨアヒム・バツケCEOは、今夏の移籍市場でベルギー代表FWミシー・バチュアイを完全移籍させたいとの意向を示した。23日にドイツ『ビルド』が報じた。

 今冬の移籍市場で起きた、チェルシー・アーセナル・ドルトムント間の玉突き移籍の結果、チェルシーから半年のレンタル移籍という形でドルトムントへとやってきたバチュアイ。加入当初は、退団したガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンの抜けた穴を埋めることができるのか、といった懐疑的な意見もあった。

 しかし同選手は初戦で2ゴール1アシストを決めるなど鮮烈なデビューを果たし、14試合で9ゴール1アシストという結果を出して見事に前評判を覆した。そんなバチュアイは現在負傷で戦列を離脱しているものの、これまでの活躍によりクラブのファンはもちろん、首脳陣の心も掴んだようだ。

 ドルトムントのバツケCEOは次のように語り、今夏の移籍市場で同選手を完全移籍させる事が最優先事項であることを明言した。

「彼をドルトムントの一員として契約したいという話はある。チェルシーはもう既にオリビエ・ジルーとアルバロ・モラタという2人のセンターフォワードを有している。まず、来季チェルシーを誰が率いることになるのかを確認しなければならない。その次に完全移籍への道を模索する」

 バチュアイはドルトムントへ買取オプションが付随しない形でレンタル移籍していることから、ドルトムントは完全移籍させるためにはチェルシーと交渉する必要がある。果たして同選手は、来季どちらのクラブでプレーしているのだろうか。注目が集まる。