チェルシーのオーナーを務めるロマン・アブラモビッチ氏は今季限りでのクラブ退団が噂されているアントニオ・コンテ監督の後任として現在モナコを率いているレオナルド・ジャルディム監督をリストアップしているようだ。5日、イギリスメディア『デイリースター』が伝えている。
チェルシーは現在来季チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位トッテナム・ホットスパーから8ポイント離された5位に位置しているほか、コンテ監督の今季終了後の退任の可能性が取りざたされている。また同監督を巡っては、パリ・サンジェルマン(PSG)がウナイ・エメリ監督の後任として招聘(しょうへい)を狙っているほか、本人がチェルシーを去りたいと考えていると伝えられるなど、依然として去就が不透明となっている。
アブラモビッチ氏はそのコンテの後任としてモナコのジャルディム監督を新たにリストアップした模様。同監督は昨季にモナコを17季ぶりとなるリーグ・アン優勝に導いており、周囲から手腕を評価する声が上がっている。そのジャルディム監督はクラブと年俸350万ポンド(約5億円3000万円)による契約を2020年まで残しているが、この契約には650万ポンド(約9億8000万円)による解除条項も含まれているものとみられる。
なお、コンテ監督の後任候補にはこれまで元バルセロナのルイス・エンリケ氏、元ドルトムントのトーマス・トゥヘル氏などが挙げられている。他クラブも指揮官交代の噂が多いだけに、今夏に監督人事における“玉突き移籍”の発生する可能性は高いかもしれない。
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