日本時間9日に行われたヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦1stレグ ミラン対アーセナル。
今回は試合におけるマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハードワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、両チームの監督とレフェリーについての分析、評価をする。
アーセナルMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):ダニー・ウェルベック
2ゴールを挙げ、ベンゲルの期待にしっかりと応えた。ラカゼット不在時にしっかりとアピールした。
アーセナルTHW(ザ・ハード・ワーカー):ジャック・ウィルシャー
90分間効果的に動き続け、ミランにディフェンス陣に大きな負担となっていた。
アーセナルMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ヘンリク・ムヒタリアン
1stレグのような活躍を期待されたが、思うようなパフォーマンスは見せることができなかった。
ミランMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):該当者なし
ミランTHW(ザ・ハード・ワーカー):スソ
結果には結びつかなかったが、何度もチャンスを作り出そうと努力し、アーセナルDF陣を忙しくさせた。
ミランMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):アンドレ・シウバ
彼はチャンスを迎えたが決めきることはできなかった。リーグ戦でゴールを挙げて、期待されて臨んだ試合だったが、結果を残せなかったためMDPとする。
アーセナル監督:アーセン・ベンゲル
ベンゲルは彼のスカッドのMFの強みを見せつけた。ミランに多くのチャンスを与えなかったことも評価できる。ミランよりも、ポゼッション、シュート数で上回ったことも評価できるだろう。準々決勝での戦いにも期待したい。
ミラン監督:ジェンナーロ・ガットゥーゾ
2トップを採用し攻撃的に臨んだ試合だったが、結果として失敗に終わった。前線が2枚いるのにも関わらず、高い位置からのプレスは消極的で、連続した攻撃もできず、ラインをじりじりと下げてアーセナルにボールを持たせ過ぎた。4-4-2を4-4-1-1気味に変更し、ジャカを捕らえに行った点は評価できるだろう。1stレグと変わらず、2ライン間で相手選手を捕まえることはできなかった。全体を通して相手陣内でもっとプレーする時間を増やすべきだっただろう。
主審:ヨナス・エリクソン
オフサイドの見極めなどは問題なかったが、ファールの判定には疑問の残るものが多々あった。アーセナルに与えられたPKの場面は、手がかかっていたようには見えず議論の余地があるだろう。
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