ブンデスリーガ ヨーロッパリーグ

ガスペリー二監督、ドルトムント戦に向けてやや弱気な意気込み語る

 ここまでのヨーロッパリーグでその好調が目立ったアタランタは15日、ELベスト32でボルシア・ドルトムントと対戦する。この試合を前にアタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督がその意気込みを語っている。14日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 今季のアタランタはELでの好調のみでなく、国内でも数々の強豪クラブを相手にその実力を見せ付けてきた。首位争いからは程遠いものの、コッパ・イタリア準決勝では現在セリエA首位のナポリ相手に勝利している。

 名将ガスペリーニ監督の采配のもと、アタランタは躍進を続けている。若手の選手を積極的に採用し、下部組織での育成に定評があるアタランタの成長は著しい。その同クラブにとってこの試合は重要なステップアップの一つだ。

「私たちの歴史の中で重要な時間になるだろう。偉大なクラブとの対戦だ。どれくらいあるかはわからないが、私たちの可能性にかけたい」

「明日の試合はある程度なら、負けてもいいと思っている。セカンドレグもあるからね。でも、そういうことはその時にならなければわからない。とにかく全力を尽くすよ」

 この様にガスペリーニ監督は抱負を語った。謙遜の様に聞こえるこのコメントは、相手の実力を理解し警戒を怠らない故のものなのではないだろうか。同監督はドルトムンをこの様に分析している。

「(不調時と比べて)ドルトムントはいいゲームと情熱を取り戻している。布陣を組むのが難しいほど沢山の素晴らしい選手がいる。要注意選手は一人ではない」

 このジグナル・イドゥナ・パルクで試合のキックオフは日本時間の16日、午前3時になる。両チームが全力を尽くす、素晴らしい試合になることを期待したい。