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U-23韓国代表ストライカー、10代で欧州に移籍するメリット・デメリットを語る

 欧州クラブが世界中から若い才能を集めようとする今、日本人も含め10代で海外へ渡る選手は増加している。若くして欧州で挑戦することを選んだアジア人選手のひとり、U-23韓国代表FWパク・インヒョクが自らの経験をアジアサッカー連盟(AFC)とのインタビューで語っている。

「ヨーロッパでプロ生活を始めたことは、多くを学ぶためにいい経験だと思う」と語るパクは、慶熙大在籍時の2015年に19歳でホッフェンハイムと契約を結んだ。

「ソン・フンミンも最初にドイツに渡った時は適応が難しかったと聞いているし、僕の場合もそれは同じだったと思う。でも貴重な経験を積むために、少なくとも1年はドイツで過ごしたかったんだ」

 パクは2015/16シーズンをレンタル先のでドイツ2部でプレーした後、昨季はスロベニア、今季はセルビアのボイボディナ・ノビサドに期限付きで移籍している。母国とは異なる環境でプレーする中で、収穫と課題の両方を実感しているようだ。「技術の向上には満足しているけど、まだ少し強さが足りないと感じる」

 また今年の目標について問われると、欧州でプレーする日本人若手選手の多くにも共通する悩みに言及した。

「過去3年間では、あまりプレーする機会がなかった。だからどこに行っても、目標はまず今までよりも多くの出場機会を得ることだね」

 U-23アジア選手権に出場しているパクの証言は、同世代の日本人選手にとっても大いに参考になるものと言えそうだ。