プレミアリーグ ウェストハム・ユナイテッド

マンC、次節マンチェスターダービーに向けて辛勝。逆転勝ちでリーグ13連勝

 プレミアリーグ第15節マンチェスター・シティ対ウエストハムの試合が日本時間4日に行われた。

 次節のマンチェスターダービーに向けて勝利を飾りたいシティと監督にデイビット・モイーズ氏を招聘するも勝ち点3をもらえていないウェストハムの一戦は、シティが前半から高い位置でボールを支配する展開。シティは、序盤からシュートを放つもなかなか決定的なシュートは打たせてもらえず、先にウェストハムがシティゴールを脅かす。

 前半6分、CKからニアにいたクヤテが逸らしたボールにアントニオが反応するも押し込めず。34分には、ダビド・シルバのパスミスからMFマヌエル・ランシニ、アントニオと繋ぎ最後は、DFが処理しきれずPA内にこぼれたボールをランシニが反応しシュートもGKがセーブ。
 
 そして先制点はウエストハム。前半44分アンジェロ・オグボンナがショートコーナーのクロスにヘディングで合わせて決めた。前半は、このまま1‐0で終了。シュート数がシティが6、ウエストハムが5と支配率を考えるとウエストハムの方がフィニッシュまで打てていた印象だった。

 後半、名将ジョゼップ・グアルディオラが動く。左サイドバックのダニーロに変えてFWガブリエル・ジェズスを投入し攻撃の駒を増やした。後半に入ってからは、効果的な縦パスも増え徐々にシティが決定機を迎える。そして後半12分変わったジェズスがPA内で縦に切り込み、グラウンダーのクロスを送る。中にいたオタメンディが押し込み同点。ようやくシティが追いつく。

 その後もシュートを打ち続けるシティは後半25分までに21本ものシュートを放つがなかなかネットを揺らせない。一方、後半一本シュートを打たせてもらえないウエストハムは後半26分カウンターから抜け出したアントニオがPA外から切り込みシュートもGKの守備範囲。

 後半37分ようやくシティがネットを揺らす。敵陣でパスを回しながら中央寄りの右サイドにいたデブルイネへキーパーとDFの間に吸い込まれるアーリークロスに抜け出したシルバが体勢を崩しながらも左足で押し込み勝ち越しに成功。古巣相手に果敢な守備を見せていたパブロ・サバレタもこれには天を仰いだ。

 後半45分、ウエストハムが勝ち点を奪いに途中出場の選手が攻める。マルコ・アルナウトビッチが無理やり右サイドを突破し、マイナス気味のクロスにディアフラ・サコがフリーで合わせるもゴールの右。これが最後のチャンスだった。

終始シティが支配していたこの試合はこのまま2-1で終了、シティが勝利を収めた。

シティは、無敗のまま首位をキープ。次節のマンチェスターダービーに向け弾みをつけた。一方ウエストハムは、勝ち点をもらず、リーグで最も失点しているチームとなった。モイーズ氏就任後も厳しい試合が続いている。