代表チーム イタリア代表

イタリア代表の守護神ブッフォンがW杯プレーオフに意気込み「20年前と同じ結果を」

 イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが、ロシア・ワールドカップ出場をかけたプレーオフについて思いを明かした。8日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 10日と13日に、スウェーデンとW杯本戦出場の切符をかけて争うイタリア。同国の絶対的な守護神で、キャプテンを務めるジャンルイジ・ブッフォンにとっては最後のW杯となるだろう。

 ブッフォンは、プレーオフを前に20年前のデビュー戦を振り返りながら、試合への意気込みをイタリア『ライ・スポーツ』に語っている。

 ブッフォンの代表デビュー戦もW杯出場をかけたプレーオフだった。最終的にロシアを破り98年のフランスW杯出場を決めた試合を回想しながら同選手は、「我々はプレッシャーを感じてはいけない。それは何の助けにもならないからね」と、平常心で挑むことをチームに促している。

 またブッフォンは、「いつもリスクを背負っている」と、イタリアの戦いぶりに苦言を呈しながらも「重要なのは、最終的な結果が20年前と同じであること」と、勝利の重要性を口にした。

 さらに「もし20年前の私に尋ねていたらこう答えただろう、“我々はすでにW杯にいる”。しかし今ならこう言うよ、“そこに行くために努力している”」と、しっかりと地に足を付けてプレーオフに挑む姿勢を示した。

 スウェーデンに勝利すれば、6度目のW杯出場となるブッフォン。次の試合でイタリア代表としての出場試合数は174に達する。果たして、その数字をさらに更新していくことはできるだろうか。有終の美でキャリアを締めくくれるかどうかは、プレーオフの2試合にかかっているといっても過言ではないはずだ。