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セリエA昇格組の主将がドーピング問題。最大4年間の出場停止へ

 今季からセリエAに昇格したべネベントは現在最下位に位置する。同クラブのファンにとっては決して納得いく状況ではないだが、さらに彼らを落胆させるニュースが入ってきている。22日、イタリア紙「ガゼッタ・デッロ・スポルト」が報じた。

 べネベントは現在5連敗中。勝点1さえ未だに獲得することができておらず、単独の最下位に位置している。同クラブの低迷はナポリ戦での6点の大量失点を含め合計14点の失点からもわかるように、守備での問題が原因だ。今季セリエAに残留するには早急な建て直しが必要である。

 しかし、10日のトリノ戦後におこなわれたドーピングテストで守備陣そしてクラブの要である主将のDFファビオ・ルチオーニからアナボリックステロイドが検出された。これにより同選手には最大4年間の試合出場禁止が課せられることになる。

 まだ最終的な決定は下されていないが、ベネベントは主将を欠いてのセリエA残留を目指さなくてはいけない。ルチオーニはクラブの医師を信用していただけだと弁明しているが、どちらにせよ同クラブのファンのみならずすべてのサッカーファンを落胆させてしまったことには間違いない。