ラ・リーガ プレミアリーグ

モラタ、チェルシー加入でスペイン人の移籍金最高額を更新。トーレス超え

 レアル・マドリードのスペイン代表FWアルバロ・モラタは1シーズン限りでマドリードから去り、5年契約でチェルシーへ加入する見込みとなった。両クラブが19日、公式発表を行った。

 アメリカ『ブリーチャー・リポート』によればモラタの移籍金5800万ポンド(約84億円)は2014年にリバプールからチェルシーに移籍したフェルナンド・トーレスの移籍金5000万ポンドを抜いて、スペイン人選手としては史上最高額の移籍金となっている。これまでの歴代上位はガイスカ・メンディエタ(バレンシア→ラツィオ)の4010万ポンド、フアン・マタ(チェルシー→マンチェスター・ユナイテッド)の3710万ポンド、ダビド・ビジャ(バレンシア→バルセロナ)の3400万ポンド、ハビ・マルティネス(アスレティック・ビルバオ→バイエルン・ミュンヘン)の3400万ポンドとなっている。

 昨シーズン、ユベントスからレアル・マドリードに復帰し、リーガ・エスパニョーラとチャンピオンズ・リーグの2冠を達成したモラタは、43試合に出場し20ゴール6アシストと、結果を残した。しかし、スタメンの座はフランス人FWカリム・ベンゼマに奪われており、スタメン出場を望むモラタの今夏の退団が囁かれていた。

 本人はチャンピオンズ・リーグ決勝の試合後のインタビューで「レアル・マドリードに残らないのはクレイジーだ」と話していたが、来シーズンからはユベントス時代の恩師であるアントニオ・コンテ監督のもとでプレーすることが内定した。プレミアリーグ初挑戦となる来シーズン、結果はどうなるのだろうか。