【育成】元日本代表の相根澄氏がJリーグ・東京ヴェルディフットサルクラブシニアディレクターに就任

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Jリーグの東京ヴェルディは2日、クラブの公式HPでフットサル元日本代表の相根澄氏が、東京ヴェルディフットサルクラブシニアディレクターに就任したことを発表した。

クラブは、「総合型クラブになることを目標に、サッカー以外にも様々な競技に進出してきました。その一環として2011年よりフットサルチーム(ジュニアユース)の運営を行ってきました。
2019年度からは江東区地域でも新たなジュニアユースチームを立ち上げるとともに、ユースチームを新規に設立して活動します。総合型クラブ化の歩みを今後さらに加速させていくとともに、サッカーチームの育成部門強化にも通じる、フットサルの育成活動を展開していきます」と、声明を発表している。

東京ヴェルディフットサルクラブは、現在、東京都U-15フットサルリーグ(東京都フットサル連盟)1部に所属するジュニアユース(中学生)チーム。2009年度に『バディフットサルクラブ』として活動をスタートし、2011年度より地域総合型スポーツクラブを目指す東京ヴェルディと連携し、『東京ヴェルディ×バディフットサルクラブ』に名称変更。2014年度からは『東京ヴェルディフットサルクラブ』に名称変更し、現在に至る。2018年9月23日(日)と10月14日(日)に開催された、『JFA 第24回全日本U-15フットサル選手権大会東京都大会』に初優勝し、2年連続2回目の関東大会に出場することが決定している。

クラブを通じて相根氏は、「この度、東京ヴェルディフットサルクラブのシニアディレクターを務めさせてもらうことになりました。東京ヴェルディの新しい挑戦『総合型クラブのさらなる展開』に伴い、フットサル部門で参加させてもらいます。欧米のスポーツクラブでは、総合型クラブがポピュラーな形としてあり、規模の大小はあるにしろ各地域に存在し、地元にはなくてはならないものとして確立されています。サッカーチームを中心とした各競技の応援はもちろんのこと、クラブがあることで、普段繋がらない老若男女が触れ合い、様々なコミュニティーが生まれています。子供達にとっても総合型クラブにすることにより、色々なスポーツに触れる機会が増え、選択肢が広がるのも大きな魅力だと思います。

また、フットサルにおいても、世界一流のサッカー選手が数多く経験している、幼少からフットサルを取り入れることで、細かな技術の習得、判断力や決断力をより明確にできるのもこのスポーツの魅力です。今回プロジェクトに参加を決めた大きな要因の一つは、課題となっていますフットサル選手の底上げ、フットサルを通じてJリーグやサッカー日本代表として活躍する選手を供給していきたいという狙いがあります。

もう一つは、近年、フットサルの技術がサッカーに活かせることが知られてきましたが、それは上辺的なことでもあり、本質はその競技を真剣に取り組み勝利を目指してプレイすることで得た技術が『フットサル=サッカーがうまくなる』になる訳です。

私としましても、その真剣勝負する場所を下部組織からヴェルディとともに作れる。これが何よりも共感したところです。時間はかかるかもしれませんが、世界の一流選手が幼少の頃に技術を磨いたフットサルを通して、ここで育った子供たちが将来世界で活躍できる環境を作っていきたいと思います」と、コメントを発表している。

以下、相根澄氏のプロフィール
【選手歴】
<サッカー>
1991-1993 京都紫光クラブ
1993-1994 神奈川教員
1995-1995 ヴァンフォーレ甲府
1996-1998 九曜クラブ
<フットサル>
1998-1999 アズール
1999-2001 カスカベウ東京
2001-2002 IFCチャンピーノ(イタリアセリエA)
2002-2003 SSCラツィオ(イタリアセリエA)
2003-2004 カスカベウ東京
2004-2007 プレデター浦安
2007-2008 ペスカドーラ町田

【指導歴】
2008-2009  フットサル日本代表テクニカルスタッフ
2009-2011 JFAスペシャルスタッフ
2011-2012 ステラミーゴいわて花巻監督
2012-2014 湘南ベルマーレフットサルクラブ監督
2014-2015 ヴォスクオーレ仙台 GM
2015-2017 Fリーグアンバサダー
2017-2018 ゼビオフットサルアンバサダー