ジェフユナイテッド千葉は、ブラジル1部アトレチコ・ゴイアニエンセからブラジル人FWデレクの獲得を狙っている模様。2024シーズン限りで契約満了により退団したFWドゥドゥや、ステップアップ移籍の可能性が報じられているJ2得点王FW小森飛絢の後釜とみられる。
現在27歳の同選手は、身長185cmで左利きのストライカー。2019年10月からウクライナ1部メタリストに在籍していたが、FIFA(国際サッカー連盟)の特例移籍により、2022年4月に母国復帰。シャペコエンセ、グアラニを経て、2024年4月からアトレチコでプレー。加入1年目の2024シーズンは、1部リーグ25試合の出場で3ゴール1アシストをマーク。ただスタメン出場は11試合と、レギュラー定着には至らなかった。
ブラジルの移籍市場に精通しているジャーナリストのヴェネ・カサグランデ氏は、12月24日に「ジェフユナイテッド千葉がアトレチコに対して、レンタル移籍によるデレクの獲得オファーを提示。アトレチコは今後数時間以内に回答する見込み」と報じている。
またアトレチコ幹部は、千葉から届いた買い取りオプション設定額200万ドル(約3億1400万円)というオファーの内容を評価しており、海外クラブへの放出に前向きであるとのこと。同クラブは2024シーズンの1部リーグで19位と、2部降格となったため現有戦力の放出が必至とみられるだけに、近日中にもデレクの去就に関して千葉と合意に達する可能性も考えられる。
2024シーズンのJ2最終節で大敗を喫し、J1昇格プレーオフ圏外の7位に終わった千葉。前線ではドゥドゥがチームを去り、リーグ戦で10ゴールのFW石川大地をロアッソ熊本から完全移籍により獲得している。小森の去就に注目が集まるなか、強化部は水面下でブラジル人獲得にむけて動いているようだ。
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