9月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の日本代表に招集されたDF板倉滉。一時、ボルシアMG残留が決定的と報じられたが、オランダ1部PSVアイントホーフェンは同選手の獲得を諦めていない模様。選手本人もPSV移籍に前向きだという。
PSV移籍の可能性を巡っては、オランダメディア『Voetbal』が8月20日に「移籍金1150万ユーロ(約18億6000万円)のオファーを提示」とリポート。しかし、ボルシアMGのローランド・ヴィルクスSD(スポーツディレクター)は「DFの放出は一切考えていない」と語るなど、板倉の残留を示唆している。
しかしドイツ紙『ビルト』が29日に伝えたところによると、PSVは契約解除金満額の1500万ユーロ(約24億7000万円)を支払う用意がある模様。今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)における結果に応じたボーナスも盛り込むなど、日本代表センターバック獲得への本気度を見せているという。
また同紙は「PSVは選手サイドからポジティブなシグナルを受け取った。CLでのプレーを強く望んでいるため、移籍に前向きだ」などと、個人合意の可能性を伝えたほか、ヴィルクスSDも「事前にあらゆるシナリオに備えておくことが重要だ」などと、一転して板倉の退団を想定しているようだ。
なおボルシアMGは、DFダーヴィト・アーフェングルーバー(SKシュトゥルム・グラーツ)やDFジョーダン・トルナリガ(KAAヘント)など、4名のセンターバックをリストアップしているとのこと。移籍ウィンドウ終了まで残りわずかであるだけに、板倉の周囲が騒がしくなっている。
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