2024明治安田J1リーグ第27節の10試合が8月16日~17日に開催された。直近は3戦未勝利と勝ち点が伸び悩んでいた首位の町田ゼルビアは、ホームでジュビロ磐田と対戦し4-0と快勝。2位以下との勝ち点差を広げることに成功した。
首位を追う上位勢は、サンフレッチェ広島が名古屋グランパスを下して5連勝を達成し2位へと浮上。このまま連勝街道を突き進み町田を捉えることができるか次節以降さらに注目が集まる。
また、19位サガン鳥栖と20位北海道コンサドーレ札幌の直接対決は、札幌が激しい打ち合いを制して3試合ぶりの勝利を収めた。勝ち点差に開きがあることから順位に変動はなかったが、チームを奮い立たせる勝利になったことは間違いないだろう。
ここでは、そんな第27節で活躍した選手たちをベストイレブン形式で紹介していく。
GK:ポープ・ウィリアム(横浜F・マリノス)
前節では先制しながらもヴィッセル神戸に逆転負けを喫した横浜F・マリノス。第27節は川崎フロンターレを相手に3-1と勝利を収め連敗回避に成功した。序盤からチャンスを多く作られたこの試合、GKポープ・ウィリアムが好プレーを連発した。相手FWマルシーニョやMF家長昭博のシュートをことごとくセーブし終盤までゴールを割らせず、自陣のつなぎでも冷静かつ正確な足元の技術を披露。クリーンシートとはならなかったが、チームに勝利をもたらす原動力となった。
- 最終スコア:3-1
- 前節からの順位変動:横浜FM(9位→6位)、川崎(10位→13位)
DF:中野就斗(サンフレッチェ広島)
4連勝で波に乗るサンフレッチェ広島は名古屋グランパスと対戦。2-1と接戦を制して連勝を5に伸ばし順位も2位へと浮上した。後半立て続けの得点で勝利を引き寄せた今節、2点目をアシストしたのがDF中野就斗だ。華麗なパスワークの中で一気に前線までスプリントしエリア内まで侵入すると、GKを引き寄せてからFW加藤陸次樹へのパスで追加点をお膳立て。守備陣としては終盤の失点が悔やまれるが、勝利に大きく貢献したのは間違いない。
- 最終スコア:2-1
- 前節からの順位変動:広島(3位→2位)、名古屋(12位→14位)
DF:舞行龍ジェームズ(アルビレックス新潟)
今季初の連勝を狙うアルビレックス新潟はアビスパ福岡と対戦。前半からチャンスを作りながらも仕留めきれず歯がゆい展開の中、均衡を破るゴールをお膳立てしたのはDF舞行龍ジェームズだった。後半開始早々、自陣のエリア付近から正確なフィードを前線へ供給し先制点をアシスト。守備でもクリーンシートに貢献し、チームに連勝をもたらす原動力となった。
- 最終スコア:1-0
- 前節からの順位変動:新潟(14位→11位)、福岡(7位→9位)
DF:福田心之助(京都サンガ)
2試合ぶりの勝利を目指す京都サンガはセレッソ大阪と対戦。前半から3ゴールを挙げるなどゲームを優位に進め、結果5-3と勝利を収めた。そんなゲームにおいて、第22節以来となる出場を果たしたDF福田心之助が早速存在感を見せた。2点リードの場面、落としのボールに右足を一閃3ゴール目をもたらすと、後半には丁寧なクロスで4点目をアシスト。1ゴール1アシストと文句なしの働きでチームに勝利をもたらした。
- 最終スコア:5-3
- 前節からの順位変動:京都(18位→16位)、C大阪(6位→7位)
DF:望月ヘンリー海輝(町田ゼルビア)
直近は3戦未勝利と失速していた町田ゼルビアはジュビロ磐田と対戦。ここ2試合は無得点という懸念もある中で迎えた1戦だったが、終わってみれば4ゴールを挙げる快勝で4試合ぶりとなる勝利を飾った。この試合、大卒ルーキーDF望月ヘンリー海輝の活躍が光った。序盤からサイドの深い位置を狙う動き出しなど積極的な姿勢を見せると、2点目の場面ではエリア内で足を振りアシストをマーク。勝利に大きく貢献した。
- 最終スコア:4-0
- 前節からの順位変動:町田(1位→1位)、磐田(17位→18位)
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