Jリーグ ファジアーノ岡山

岡山、元U23豪州代表MF獲得が秒読みに!現所属クラブ監督が去就に言及

ファジアーノ岡山のホーム シティライトスタジアム 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J2リーグのファジアーノ岡山は、Aリーグ(オーストラリア1部)のアデレード・ユナイテッドに所属するU23オーストラリア代表MFステファン・ムーク(26)の獲得発表間近となっているかもしれない。29日、オーストラリアメディア『Fornt Page Football』が伝えている。

 身長174cmの同選手は、エールディビジ(オランダ1部)のNECナイメヘンやAリーグのメルボルン・シティ、ブリズベン・ロアーをへて、2020年1月にアデレード・ユナイテッドへ復帰。復帰1年目の2020/21シーズンはキャプテンを務める中、リーグ戦26試合中23試合でスタメンに抜てき。そして今季もここまで全9試合で先発出場しており、トップ下やインサイドハーフでプレーしている。

 そんなムークについて、オーストラリアメディア『FTBL』は今月5日、同選手のファジアーノ岡山移籍が確実と報道。ファジアーノ岡山はすでに日本政府に対して同選手の就労ビザの発給を要請したほか、アデレード・ユナイテッドに対して支払う移籍金がごくわずかであると伝えている。

 また、アデレード・ユナイテッドは選手サイドと契約延長交渉でクラブ史上最高額となる年俸を提示した模様。しかし、ファジアーノ岡山から届いたオファーはこれを上回るものであったとみられる。

 その中、『Fornt Page Football』の報道によると、アデレード・ユナイテッドのカール・ヴァールト監督は30日にAリーグ第10節・ニューカッスル・ジェッツ戦の前日記者会見に出席。会見の場でこの試合がムークにとってのラストマッチになることを示唆したという。

 なお、ムークは今月中旬にAリーグの公式ポッドキャストのインタビューに応じた際、Jリーグ挑戦に近づいていることについて「これまでのキャリアの中で最も幸せな瞬間だ。本当にタフな決断だった。数日間で決まったことではなく、長い間待ち望んでいたことなんだ」と喜びの言葉を残している。