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元柏レイソル・浦和レッズ酒井宏樹が激白!「引退後も…」自身が思い描くセカンドキャリアとは?

酒井宏樹 写真:アフロスポーツ

 柏レイソル、浦和レッズ在籍歴のある元日本代表DF酒井宏樹は現在、オーストラリア1部オークランドFCでプレー。4月3日に行われたリーグ戦で危険なスライディングタックルを見舞ったことにより注目を集めているが、一方で現地メディア『NZヘラルド』が伝えた”もう一つの宣言”が、静かに、しかし確実に波紋を広げている。

 「引退後もオークランドを拠点に生活したい。家族もニュージーランドが大好きで、子供たちは英語や豊かな自然に完璧に馴染んでいる」

 酒井本人がそう語ったのは、インタビュー取材の席上だ。フランスのマルセイユ時代を含め欧州で10年近くを過ごした男が、次に「終の棲家」として選んだのは日本でも欧州でもなく、南半球の島国だった。また、本人は引退後もサッカーに関わる仕事を望んでいるという。

 これは単なる個人的な身の振り方の話ではない。

 オークランドFCはクラブとして、酒井に対して「日本との架け橋」という役割を明確に期待している。Jリーグとのパイプ構築、日本人選手の獲得ルート開拓、スポンサー誘致。そうした実務的文脈において、酒井の定住意向はクラブにとって願ってもない材料だ。35歳のベテランDFが持つネームバリューと人脈は、ピッチ外でこそ真価を発揮しうる。

 むしろ問題は、その「架け橋」構想がどこまで実効性を持つかである。

 オーストラリア1部リーグでは、かつてMF本田圭佑や小野伸二氏といったビッグネームが参戦。MF水沼宏太をはじめ直近数年間でプレーする日本人選手が増加しており、現地での日本人選手に対する評価は高い。

 ただ、オークランドFCはオーストラリア1部リーグに参戦したばかり。酒井の定住意向が、ニュージーランドにおける日本サッカーの普及にどれだけ寄与するのか現時点で不透明だ。