Jリーグ ヴィッセル神戸

ヴィッセル神戸MF瀬口大翔に海外移籍浮上?元札幌関係者が動向明かす!

ヴィッセル神戸 写真:アフロスポーツ

 ヴィッセル神戸所属のU18日本代表MF瀬口大翔に海外移籍の可能性が浮上。東京ヴェルディ下部組織出身でアルビレックス新潟OB、元北海道コンサドーレ札幌関係者でもある中島ファラン一生氏のSNS投稿が、国内外のサッカーファンの間で静かに、しかし確実に拡散している。

 投稿によれば、瀬口はブンデスリーガ所属のTSGホッフェンハイムにてトライアルを経験。中島氏は「ヴィッセル神戸からのステップとして、瀬口がホッフェンハイムで初のトライアルに臨む機会に立ち会えたことを光栄に思う。私はその1週間、通訳兼メンターとして帯同した」と明記している。移籍が確定したわけではない。だが、その現実味は従来とは次元が違う。

 ホッフェンハイムは、単なる「欧州のクラブ」ではない。アカデミーからトップへの昇格率は23%を誇り、選手育成の世界ランキングでは7位。「ベンフィカ、バルセロナ、チェルシーに次ぐ存在として業界内での評価は揺るぎない」と、中島氏は同クラブの高い育成力に触れている。

 さらに中島氏が強調したのは「革新性」だ。データテクノロジーで選手の成長を最大95%の精度で予測し、「ヘリックス・アリーナ」ではVR環境を用いた意思決定の分析・改善まで行っているという。日本のアカデミーとは根本的に発想が異なる育成哲学が、そこにはある。

 瀬口は昨年2月18日のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)上海申花戦に17歳1か月で先発出場。神戸U18所属ながら、同クラブの公式戦最年少出場記録を更新。同期のMF浜崎健斗(17歳3か月)をも上回った。FIFA U-17ワールドカップにも出場し、昨年7月末にはトップチームへの昇格も果たしている。「神戸の至宝」と呼ぶに値する実績が、18歳の段階でこれだけ積み上がっている。

 注目すべきはもう一点。ホッフェンハイムには、日本代表DF町田浩樹が所属している。仮に瀬口が正式加入となれば、まずは下部組織に合流し、ドイツ4部リーグでのプレーが想定される。「いきなりブンデスリーガ」ではなく、育成プロセスの入口に立つということだ。

 一方で、神戸サポーターにとっては不安の種でもある。今季トップチーム昇格を果たしたばかりの逸材に、早くもヨーロッパ行きの可能性がある現実。クラブとしての選手の「抱え方」が問われる。

 中島氏の投稿はあくまでトライアル参加の報告にとどまり、正式オファーや移籍合意の言及はない。しかし1週間という期間、通訳兼メンターが帯同してのトライアルという事実は、「お試し」の域をすでに超えている。日本サッカー界では、有望株の相次ぐ海外流出を巡る議論が白熱しているが、果たして神戸には瀬口を引き留めるだけの施策があるのだろうか。