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日本代表の板倉滉、早くもアヤックスで構想外の危機、高額な移籍金も…批判

板倉滉 写真:Getty Images

 オランダ1部エールディビジのアヤックス・アムステルダムへ今2025年夏に加入した日本代表のDF板倉滉が、チーム内での立場を急速に失いつつあるのかもしれない。アヤックスは今2025/26シーズン序盤から守備の不安定さに苦しみ、板倉の起用法を巡る議論が強まっている。10月26日に行われたトゥウェンテ戦(3-2)では先発出場したものの、守備を安定させることができず、前半終了時に屈辱の交代となった。

 そんな中、オランダメディア『Football Transfers』は、板倉が早くも構想外となる危機に直面していると報じた。同メディアによれば、アヤックスは今夏、板倉を獲得するためにブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハに対し移籍金1,050万ユーロ(約19億円)を支払った。

 アヤックスはこの大型投資によって他の補強資金を使い果たしたと伝えられている。そのため、プレミアリーグのブレントフォードへ移籍したMFジョーダン・ヘンダーソンやチェルシーへ移籍したDFヨレル・ハトの代役をアヤックスが確保する余裕がなかったという。

 今シーズン、板倉は公式戦9試合に先発出場しているが、既に2試合を怪我で欠場し、1試合ではベンチスタートとなっている。同報道によれば、現時点でアヤックスの守備陣における序列は変化しており、板倉が“高額な移籍金にもかかわらず失敗補強”と批判される事態に発展していると指摘。

 アヤックスのヨン・ハイティンハ監督は、DFオーウェン・ワインダルの負傷離脱を受けて守備陣の再構成を強いられた。トゥウェンテ戦では、DFユーリ・バースを左サイドバックに回し、板倉とDFヨシプ・シュタロをセンターバックに配置した。

 しかし、前半はトゥウェンテに主導権を握られ、試合の流れを変えることはできなかった。後半開始時には板倉がベンチに下がり、ワインダルが投入され、バースとシュタロが中央を形成した。

 大手メディア『ESPNオランダ』の番組「Voetbalpraat」では、後半の内容を今後の指針にすべきだとの見解が示された。

 ジャーナリストのフレーク・ヤンセン氏は、同番組でアヤックスの最適な守備ラインはDFルーカス・ローザ、シュタロ、バース、ワインダルで構成される可能性が高いと分析し、「それが現実だ」とコメントしている。

 同氏はまた、「後半はバースがより組織的に守備を整え、指示も通りやすかった」と指摘し、板倉が控えに回る可能性を示唆した。