Jリーグ 名古屋グランパス

名古屋グランパスの長谷川監督「たらればになってしまうので…監督の責任だと…」

長谷川健太監督 写真:Getty Images

 名古屋グランパスはJ1リーグ第32節で、9月27日にホームの豊田スタジアムで行われた鹿島アントラーズ戦に0-4で敗れた。今2025年シーズンのワーストタイの4失点を喫し、ホームで大きな痛手となった。

 この試合では、負傷から復帰したMFマテウス・カストロが約3か月ぶりに先発出場。FW山岸祐也を含め6人のメンバーを入れ替えて臨んだ。前半序盤には山岸がGK早川友基との1対1を迎える決定機を作ったものの得点には至らず、その後は鹿島に立て続けにゴールを許して前半を0-2で折り返した。後半も反撃の糸口をつかめず、終盤にさらに2失点を重ねて試合を終えた。

 試合後の会見で名古屋の長谷川健太監督は「首位のチームなので思い切っていこうという話をして、前半からアグレッシブに入ってくれた」と振り返り、「チャンスの数はそこまで変わらなかったと思いますが、決めるべきところで決められてしまったこと、逆にこちらが決め切れなかった」と語った。

 さらに「たらればになってしまうので何とも言えないんですが、ああいうところで決め切るチームが上位を争っているのかなと思います。決め切れないと、こういう順位になってしまいます。そこの差が出たんじゃないかと思います」とも述べ、敗因を決定力の差に求める姿勢を示した。

 一方で指揮官は「たくさんのグランパスファミリーの皆さんが応援に来てくれたなかで勝てなかったのは監督の責任だと思っています」とも明言した。ただし会見で繰り返された「さすが首位を走るチーム」という相手を称える言葉や、「こういう順位になってしまう」という説明は、自らの責任との間にどこか距離を置いた印象を残した。責任を強調しながらも、具体的に責任をどう示すのかが見えにくく、発言全体に曖昧さが漂ったのは否めない。

 残り6試合を「残留にフォーカスする」と語った長谷川監督。攻撃面では決定力不足、守備面では連携の乱れといった課題が浮き彫りとなるなか、指揮官が掲げた「責任」という言葉をいかに具体的な結果で裏付けるのか。シーズン最終盤に向け、名古屋の戦いはその真価を問われる局面に差し掛かっている。