
スコティッシュ・プレミアシップのセルティックに所属する日本代表FW前田大然に移籍の可能性が浮上している。UKメディア『TEAMtalk』によれば、ドイツやイタリアのクラブが前田の動向を注視しており、今2025年夏の獲得を検討しているという。
今2024/25シーズン、セルティックはリーグ戦での優勝を視野に入れ、国内3冠達成も狙える状況にある。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではプレーオフラウンドまで進出し、バイエルン・ミュンヘンを相手に2戦合計で2-3と善戦したものの敗退した。そんなクラブの中で、前田は全コンペティションを通じて36ゴールに関与しており(ゴールとアシストの合計)、セルティックの攻撃陣の中で最も影響力のある選手となっている。
前田はセルティックと2027年までの契約を結んでおり、クラブは高額な移籍金を要求できる立場にある。今年1月に日本代表FW古橋亨梧を1,000万ポンド(約19億円)でスタッド・レンヌ(フランス)に売却したが、前田の移籍にはそれを大きく上回る金額が必要になると予想されている。
前田本人はセルティックでの生活に満足しているようで、移籍を求めて騒ぎ立てるつもりはないと見られる。しかし、より高いレベルでのプレーを望む気持ちも持っているようだ。セルティックは欧州大会での成果をさらに伸ばし、来2025/26シ-ズンのCL本戦での決勝トーナメント進出を目標にしており、この姿勢は前田にとってもポジティブな要素となる。
一方で、セルティックは市場価値のピークに達した選手を売却し、クラブにとって最も有利な取引を成立させてきた歴史がある。
セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は主力の維持を望んでいるが、前田に対する関心が高まる可能性を認めている。同メディアの最新のインタビューで「彼にはオファーが届くだろう。CLのレベルでやれているなら、その舞台で通用することを示しているということだ」と語っている。
前田の去就は夏の移籍市場で注目されることになりそうだ。
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