
浦和レッズのタイ代表選手獲得戦略は続くかもしれない。MFエカニット・パンヤ(愛媛FC)こそ2024シーズン限りで退団したものの、タイ1部ムアントン・ユナイテッドから同国代表MFカカナ・カミョク、FWポラメート・アヴィライを獲得する可能性が浮上。このうちポラメートには、過去にジュビロ磐田からの関心が報じられていた。
現在20歳のカミョクは、身長177cmで右利きの攻撃的ミッドフィルダー。2023年1月にアサンプション・ユナイテッドからムアントンへ移籍すると、2024/25シーズンはリーグ戦20試合の出場で4ゴール1アシスト。AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)グループステージ6試合で2ゴール5アシストと結果を残したほか、年代別代表でのプレーが続く中、2024年10月11日の国際親善試合フィリピン戦でA代表デビューを飾るなど、国内屈指の有望株として評価されている。
そのカミョクの去就について、タイのサッカーを専門に扱う『Tal Ungballthai』は2月3日に「ムアントンは2024/25シーズン終了後、カミョクを浦和のトレーニングに参加させることを計画」と報道。タイ人ジャーナリストのBebangpakong氏は9日に「ムアントンの会長は、シーズン終了後にカミョクをJリーグクラブのトレーニングに参加させるための調整をしている」と伝えている。
一方で現在26歳のポラメートは、身長180cmで右利きのストライカーであり、ムアントンの下部組織出身。2020/21シーズンまでは出場機会に恵まれなかったが、2022/23シーズンになってレギュラーに定着。2023/24シーズンにタイ1部リーグ戦22試合のスタメン出場で11ゴール10アシストをマークすると、2024/25シーズンもここまでリーグ戦18試合の出場で4ゴール5アシストと、主力選手として活躍している。
ポラメートについてタイ人ジャーナリストのBebangpakong氏は9日、カミョクと同じくJリーグクラブのトレーニング参加の可能性を報道。2024年夏には磐田移籍が取りざたされたが、同選手の招待するクラブとして提携先の浦和も候補として考えられる。
タイ国内でJリーグ挑戦が期待されているカミョクとポラメート。両選手ともに浦和のトレーニングに参加することは十分想定されるが、トレーニングでのパフォーマンス次第では正式契約に至る可能性も。石井正忠氏(現在タイ代表監督)のもとで能力を開花させたMFジャルンサック・ウォンコーンが、セレッソ大阪へ期限付き移籍したが、さらなるタイ代表選手の日本行きは実現するのだろうか。
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