鹿島アントラーズからDF須貝英大を獲得する可能性が報じられるなど、守備陣の再編に乗り出している京都サンガ。DFルーカス・オリヴェイラは、まもなくブラジル1部クルゼイロからの期限付き移籍が満了となるが、母国復帰に向かっているという。
同選手の去就を巡っては、ヴァスコ・ダ・ガマの情報を専門に扱う『Na Torcida Vascainos』は11月27日に独占情報として「ヴァスコ・ダ・ガマはルーカスを補強リストに含めている。2024年夏に彼の獲得に動いたが、京都へ移籍した」と報道。『グローボ』によると、ルーカスの契約にはおよそ550万レアル(約1億5500万円)の買い取りオプションが盛り込まれているという。
京都への期限付き移籍期間が12月31日までであるなか、ブラジルの移籍市場に精通しているジャーナリストのヴェネ・カサグランデ氏は、12月24日に「ヴァスコ・ダ・ガマはルーカスの獲得交渉を行っている。彼らは移籍金ゼロ、保有権の分割による獲得を考えている」とリポート。ヴァスコ・ダ・ガマ指揮官の意向が交渉の行方を左右する可能性もあわせて伝えたが、ルーカスの代理人はヴァスコ・ダ・ガマからの関心を認めたという。
現在28歳のルーカスは、2024年2月にクルゼイロからレアル・バリャドリードへ期限付き移籍すると、スペイン2部リーグ戦で9試合にスタメン出場するなど、主力選手としてチームのラ・リーガ昇格に貢献。4か月でバリャドリードを退団した後、7月21日に京都へ加入している。
ただ京都では、FWラファエル・エリアスら外国籍選手の出場枠を巡る争いで後れをとり、リーグ戦でスタメン出場ゼロ、途中出場5試合という結果に終わった。
なおルーカスのエージェント会社『マルシオ・ビッテンコート・スポーツ』は、現在ブラジル1部ECヴィトーリアから2部CRBへ期限付き移籍中のブラジル人MFジョアン・ペドロも顧客に持つ。またペドロの去就を巡っては、24日時点で京都へ期限付き移籍の可能性が報じられている。
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