
鬼木達監督の後任として、アビスパ福岡から長谷部茂利氏を招へいした川崎フロンターレ。これまでMF三笘薫(ブライトン)、MF田中碧(リーズ・ユナイテッド)、MF守田英正(スポルティングCP)、DF板倉滉(ボルシアMG)ら欧州でプレーする日本代表選手を多く輩出してきたが、DF高井幸大が世界屈指の若手センターバックとして評価されている。
国際サッカー連盟(FIFA)の関連調査機関である『CIESフットボール・オブザーバトリー(スポーツ国際研究センター)』は12月22日、全世界を対象に「21歳以下のセンターバック」というカテゴリーにおけるパフォーマンスランキングを公表。サッカー専門サイト『ワイスカウト(Wyscout)』のデータをもとに算出した「パフォーマンス・インデックス」という指標でランク付けを行っている。
これによると、高井はパフォーマンス・インデックス「77.7」で5位にランクイン。パウ・クバルシ(バルセロナ)が「90.2」でトップに立っているほか、2位以下はホエル・オルドニェス(クラブ・ブルッヘ)、ヤン=カルロ・シミッチ(アンデルレヒト)、ウスマン・ディアオ(FCミッティラン)となっている。
世界屈指の将来有望なセンターバックとして評価された高井。AFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選、パリ五輪本大会で結果を残すと、9月以降は負傷離脱中のDF冨安健洋(アーセナル)にかわるセンターバックとして森保ジャパンに招集されている。
すでに高井の海外移籍を期待する声も挙がっているが、オランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストは11月10日の時点で「彼は日本で最も才能のあるDFのひとり。まだ20歳だが、すでに豊富な経験がある。この冬に彼がヨーロッパへ移籍しないならば、ショックを受けるだろう」などと、同選手に関心を寄せている。冨安、板倉に次ぐ逸材である高井の今後が楽しみだ。
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