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清水エスパルス退団。権田修一が海外移籍公言「日本代表でもう一度W杯へ」

権田修一 写真:Getty Images

 カタールW杯の日本代表メンバーであるGK権田修一は、2024シーズン限りで清水エスパルスを退団。12月15日時点でフリーの身だが、自身の去就や日本代表復帰への可能性について語った。

 同選手は12月15日放送の情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)に、日本代表OBの前園真聖氏とともに出演。清水退団の経緯について「今年で契約が終わるというタイミングでクラブと話して、僕自身もう一度海外でプレーしたいという夢があるので、それを追うために、(エスパルスでのプレーを)今シーズンで終わることにした。日本代表でもう一度ワールドカップに行きたいので」と、海外再挑戦を最優先にしていることを明言。

 前園氏は「今、日本代表では若いGKが出てきているけど、経験値という点では権田選手のような人が出てくると、もう一度(チーム内の競争が)活性化される。そういう強い思いが、海外挑戦という道にたどり着いたと思う」と、ベテランGKの今後に期待を寄せている。

 現在35歳の権田はFC東京、SVホルン、サガン鳥栖、ポルティモネンセと渡り歩き、2021年から清水でプレー。2022シーズンのJ2降格後も同クラブの正守護神として活躍し、今季はリーグ戦35試合でプレーし、J1昇格の立役者に。ただ10月27日の第36節・栃木SC戦から熊本戦まで3試合つづけて出番がなく、契約満了により退団。

 2024シーズンのホームゲーム最終戦終了後のセレモニーでは「僕自身は1年前にクラブから、この2024シーズン以降は契約を更新する意思がないと伝えられ、ラスト1年、どうしたら来年J1に上がった後も落ちないチームに、もっと子どもたちや静岡の人、全国の人に愛されるエスパルスになるのか、というのを考えて過ごしてきました」など、2023年の時点で2024シーズン終了後の退団が既定路線だったことを明かした。