スロバキア代表FWアレクサンダル・チャヴリッチは、スロバキア1部SKスロヴァン・ブラチスラヴァから鹿島アントラーズへの期限付き移籍期間中。怪我の治療のため、すでに帰国しているが、現地ではブラチスラヴァ復帰報道が飛び交っている。
同選手の去就を巡っては、2024年7月の時点でスロバキアメディア『Sport』が「チャヴリッチはスーパーサブとしての役割を期待しておらず、不満を抱いている」とリポート。選手サイドとブラチスラヴァ幹部が複数回にわたり連絡を取り合っていることもあわせて伝えると、ランコ・ポポヴィッチ監督解任後の10月20日には、『Zongl』が鹿島による買い取りオプション行使の可能性が低いと予想していた。
そんななか、スロバキアメディア『SPORT7』は12月10日に「チャブリッチにスロバキア復帰の可能性が報じられている。鹿島へ完全移籍の可能性は低いだろう」とリポート。現地ジャーナリストのミハル・ルナーク氏が伝えた情報をもとに「彼はUEFAチャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリード戦に臨むブラチスラヴァ一行に帯同するかもしれない」と報じたが、クラブは同行の可能性を否定している。
また『Sport24』は「5月以降、リーグ戦でスタメン出場したのは1度だけ。それ以外は途中出場だった。さらに悪いことに、彼は10月に膝を負傷している」と鹿島での実績を紹介。一方で復帰の可能性については「彼は明らかに母国を懐かしんでいるが、まだ日本で有効な契約がある。たとえ復帰を検討しているとしても、現時点では非現実的だ」と伝えている。
スーパーサブという立場のもと、J1の舞台で7ゴール3アシストを挙げたものの、7月20日開催のJ1第24節FC東京戦で膝関節および足関節脛腓じん帯損傷という大怪我を負って以降、一度は復帰したもののコンディション不良に悩まされているチャヴリッチ。鹿島が買い取りオプションを行使する可能性も含めて、同選手の去就は白紙状態であるかもしれない。
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