浦和レッズは8月27日、ペア・マティアス・ヘグモ監督との契約解除、およびマチェイ・スコルジャ氏の再招聘を公式発表。ポーランド人指揮官の復帰にファン・サポーターから喜びの声が挙がるなか、ヴォイテク・マコウスキ氏もスコルジャ氏の右腕として浦和に復帰するという。
マコウスキ氏はスコルジャ監督のもと、2021/22シーズンにポーランド1部レフ・ポズナンのコーチを担当。シーズン終了後の2022年6月に同クラブを退団し、同年9月からポーランド2部ビェルスコ=ビャワのアシスタントコーチを務めていたが、2022/23シーズンなかばで浦和入りしていた。
スコルジャ監督とともに、2023シーズン終了後に浦和を離れた後は、約半年の休養期間をへて、2024年6月からポーランド4部所属MKSアヴィア・シフィドニクを指揮。しかしポーランドメディア『PDK』によると、スコルジャ氏とともに浦和で指導に当たるため、わずか3か月でアヴィアを退団したという。
アヴィアは9月9日、マコウスキ監督側からの要請を受けて、双方合意のもと契約を解除したと公式発表。同クラブは「両者の契約に盛り込まれていた条項により、クラブは利益を適切に確保した」と、契約解除金が支払われたことを明かしているが、金額には触れていない。
なおマコウスキ氏は2024年1月、ポーランドの公共放送局『ポーランド・テレビ』のインタビューで日本の生活について「日本はとても安全で、組織的で清潔な国だ。親切や礼儀正しさもあらゆる場面で感じられる」と満足感を見せつつも、「一般論にはなるが、日本人は秘密主義であり、親密な関係を築くのが難しい。英語でコミュニケーションをとる日本人がほとんどいないことも、難しさのひとつであるかもしれない」と述べていた。2度目となる浦和行きで、コミュニケーションにおける問題はやや解消されるかもしれない。
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