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アーセナル冨安健洋が激白「難しい」清水・権田修一は「日本代表で余裕」と私見

冨安健洋 写真:Getty Images

 今年9月にFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選を控えているサッカー日本代表「森保ジャパン」。『週刊新潮』で性加害疑惑が報じられたものの、不起訴処分となったMF伊東純也(スタッド・ランス)の代表復帰が取り沙汰される中、GK権田修一(清水エスパルス)は負傷により代表招集が微妙とみられるDF冨安健洋(アーセナル)のクオリティーを絶賛。本人からアーセナルでの過酷な環境について語られたという。

 テレビ静岡の公式YouTubeチャンネルで今月20日に公開されたサッカー番組『サカろう』には、カタールW杯の代表メンバーであるGK権田修一(清水エスパルス)や、日本代表のスポンサーであるホテル業界大手『アパグループ』の社長兼最高経営責任者(CEO)を務める元谷一志氏が出演。サムライブルーがW杯で優勝するために必要なことについて討論している。

 その中で、話題が冨安の凄さに及ぶと、権田は「ボールを受ける位置の感覚とか素晴らしい。常に相手の間に立って、プレッシャーがうまくかからないように、相手がプレッシャーをかけるか迷うような位置に立って、ちょっと引きつけてから出すとか」と同選手のプレースタイルを説明。

 番組MCの桑原学アナウンサーが「アーセナルのレギュラーセンターバック2人が本当に世界最高クラスで、あそこに割って入るには毎日できることを増やして、超えていかないといけない。W杯優勝のためには、そういう日常で過ごしている選手が、もっと出てくる必要がある」と指摘すると、権田も「それは思う」と頷いた上で、以下のように語った。

 「僕からは日本代表の練習ですごく余裕があるように見える。だけど、冨安選手と話してすごく印象的だったのが、『アーセナルの練習いっぱいいっぱいなんです。毎日緊張するし、ミスできない雰囲気がすごい』と言っていた。ミケル・アルテタ監督の求める練習が難しいらしい。要はできることをやらせるのではなく、難しいことをとにかくたくさんやるので、本当に集中して頭フル回転でやらないとできないっていうことを彼は言っていた」

 世界トップレベルの環境に身を置いている冨安。今季開幕前のコンディション不良により、現地ではアーセナルに同選手の放出を求める声が挙がっているが、それでも本人はプレミアリーグの名門における熾烈な競争を望んでいるかもしれない。