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横浜FC対長崎で乱闘騒動!Xでの誹謗中傷に両チームも反応

V・ファーレン長崎(右)横浜FC(右)写真:Getty Images

 8月10日にニッパツ三ツ沢球技場で行われた2024明治安田J2リーグ第26節の横浜FC(1位/勝ち点53)対V・ファーレン長崎(3位/勝ち点51)の試合(入場者数9,138人)で、乱闘騒動にまで発展する事象が発生した。

 J1自動昇格圏を争う両チームの直接対決とあって、選手・スタッフ・サポーターは強い想いを持って今節に挑んだ。試合は互いに攻め込むも決定機には至らず、守備陣の奮闘が目立つ引き締まった試合展開となった。

 長崎は前半アディショナルタイム1分、MFマテウス・ジェズスが横浜GK市川暉記との1対1のシーンでGKをかわしシュートを放つも、横浜DFンドカ・ボニフェイスのゴールカバーに阻まれる。

 0-0で迎えた後半11分、横浜MFユーリ・ララのクロスにFW髙橋利樹がヘディングでゴールネットを揺らすも、クロスを上げた時点でゴールラインを割っていたとして得点は認められず。更に攻める横浜は後半25分、FW小川慶治朗の折り返しのパスにMF中野嘉大が右足でゴールを狙うも枠の外に外れる。両チームスコアレスで迎えた後半40分過ぎ、長崎ボールのスローインで当該の“騒動”が発生してしまう。

 長崎のスローインと判定された後、横浜のMF井上潮音がスローインを始めようとするが、長崎MFマルコス・ギリェルメがボールを奪い返すとそこから両チームの選手・スタッフが入り乱れ大乱闘に。結果的にスローインを妨害したとして既に交代していた横浜FW髙橋にイエローカード、長崎の齋藤直幸コーチが相手ベンチに突入したとしてレッドカードを掲示された。

 当該シーンに対し、一部ファンによるXでの過激な投稿に選手・チームが反応する事態に。

 横浜FCは「2024明治安田J2リーグ第26節横浜FCvsVファーレン長崎の試合終了後、SNSにおいて弊クラブ所属選手や家族近親者、審判団に対する誹謗中傷が確認されております。内容は極めて悪質なものであり、クラブとし決して看過することはできません。今後はJリーグをはじめとした各所と連携し、法的措置も含めた適切な対応を取ってまいります」と発信し「ファン・サポーターの皆さまにおかれましては、常にリスペクトの精神をもち、節度ある言動をお願いいたします」と注意を促した。

 長崎も「大切なJリーグを盛り上げるサッカーファミリーに対して、差別的な言動や誹謗中傷、リスペクトにかける言動は、決して許されることではありません。クラブとしては、今後もこのような極めて悪質な事案に対して、Jリーグをはじめとした関係各所と適切な対応を取ってまいります。今一度ご自身の言動を見つめ直し、あらためてSNS上でも節度ある言動をお願いいたします。ファン・サポーター皆様のご理解とご協力、よろしくお願いいたします」と発信した。

 また、横浜FCのMF山根永遠も試合後、自身のX(@towayamane)で「こんな書き方ありますか?流石に見逃せません。本当に反省してください」と発信。

 これまでもJリーグで度々問題となっている誹謗中傷問題。我々も今一度、SNSやスタジアムでの言動を見直し「安心安全」なフットボールライフを送っていくことが必要である。