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伊東純也と中村敬斗出場も。町田戦後に問題?スタッド・ランスに落胆の声が…

中村敬斗(写真左)と伊東純也(写真右) 写真:Getty Images

 日本代表FW伊東純也やFW中村敬斗ら擁するリーグアン(フランス1部)スタッド・ランスは、日本ツアーを実施。7月31日開催の町田ゼルビア戦で来日初勝利を収めたが、同クラブによる試合後の声明がフランス国内で話題になっている。

 先月24日に『株式会社ヤスダグループ』と3シーズンにわたるパートナーシップ契約を結んだランス。今年夏の日本ツアーでは、ジュビロ磐田、清水エスパルス、町田と対戦したほか、今月3日にはヴィッセル神戸と激突。酷暑下での中2,3日という過密日程を巡り、否定的な声を含めて様々な意見が飛び交っている。

 そんな中、ランスは町田戦後に公式Xアカウントにて無観客試合の開催を発表。これによると、今月10日に予定されている練習試合では、FWオナイウ阿道擁するオセールと対戦するが、パリ五輪の警備体制強化により、安全に試合を運営するための人員が不足することが想定されることが、無観客開催の理由だが、地元のファン・サポーターから「残念だ」などと落胆の声が挙がるなど問題視されているという。

 このクラブの発表を受けて、フランスメディア『L’union』は町田戦後に「フランスにいるランスのサポーターにとって悪いニュース。リーグアン開幕前最後の試合でチームをサポートすることができない」と綴っている。

 ヤスダグループ、伊東、中村など、日本との繋がりがより強固になっているランス。チーム一行が1週間以上にわたり日本で過ごしているだけに、パリ五輪を巡る事情があるとはいえ、地元のファン・サポーターとの関係性が希薄にならないか心配だ。