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山本理仁、パラグアイ代表のラフプレーに「訳が分からない」平河悠が負傷

山本理仁 写真:Getty Images

 U23日本代表MF山本理仁(シント=トロイデンVV:STVV)が、日本時間25日未明に行われたパリ五輪男子サッカー競技・グループリーグ第1戦のパラグアイ戦を回顧。FW平河悠(ブリストル・シティFC)への悪質タックルをはじめ、相手選手のラフプレーに言及している。

 この一戦では、前半からパラグアイ代表がラフプレーを連発する中、前半25分にMFウィデル・ビエラがタックルを仕掛けて平河の足を踏みつけたことにより一発退場。平河はしばらくプレーを続けたが、同35分に途中交代。怪我の程度が心配される中、28日未明開催のマリ戦でベンチ外となっている。

 パラグアイ代表のラフプレーには、大岩剛監督が試合中にピッチサイドで怒りをあらわにしていたほか、ネット上では「パラグアイ荒いな」などと批判が噴出。プレー強度の高さ、球際に激しく当たるスタイルが町田に似ていることもあり、「パラグアイは町田ゼルビアみたい」「パラグアイは町田の超下位互換」などと“パラグアイ町田比較論”も湧き起こっていた。

 そのパラグアイ戦でゴールを決めた山本は、29日に日本サッカー協会(JFA)公式YouTubeチャンネルで公開された「Team Cam」に出演。インタビューでパラグアイ戦の感想を訊かれると、「相手が1人退場して助かったけど、後半立ち上がりに失点しそうな雰囲気になっている時間帯があって、そこを耐えられたのが大きかった。じれずに追加点を取れたのも大きかった」と勝因を分析している。

 また同選手は「個々の部分でのやりあいがすごく多かった」とパラグアイ代表のプレースタイルにも言及。「多分カメラで捉えられていないところでのフィジカルコンタクトであったり、ガツンと訳が分からないところで当たってきた。テレビで見ている人は全く分からないだろうけど、そういう駆け引きがあったチームだと思う。でも、それに僕たちが変に冷静さを欠いて、挑発に乗らなかったのが良かった。うまく対応できたと思う」と、日本代表の冷静さを強調した。