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浦和退団モーベルグがスウェーデン復帰へ。日本人選手と直接対決の可能性も

ダヴィド・モーベルグ 写真:Getty Images

 浦和レッズは今月2日、ギリシャ1部アリス・テッサロニキへ期限付き移籍していたMFダヴィド・モーベルグとの契約解除を公式発表。スコットランド1部キルマーノック移籍の可能性が報じられていたが、ノルウェー1部所属クラブ復帰が決定的だという。

 現在29歳のモーベルグは昨年7月にテッサロニキへ移籍したが、わずか半年で構想外に。今年1月にスウェーデン1部IFKヨーテボリ復帰の可能性が報じられたが実現に至らず、2023/24シーズン後半戦は公式戦全試合でベンチ外だった。

 同選手の去就を巡っては、ギリシャのTV局『アスロスニュース』が先月上旬に「彼はテッサロニキのチームメイトに別れを告げた」と報道。ヨーテボリ復帰の可能性が再び報じられる中、今月はじめに浦和退団が正式決定していた。

 一方でギリシャメディア『イエローラジオ』が今月14日、ヨーテボリ移籍交渉破談を伝えた上で「キルマーノックがモーベルグに接触」とリポート。セルティック所属FW前田大然、MF旗手怜央、FW古橋亨梧や、ハーツ所属FW田川亨介、FW小田裕太郎らとの直接対決が期待されていた。

 しかしスウェーデン紙『エクスプレッセン』は22日に「モーベルグはIFKノルシェーピン移籍で合意。複数年契約を結ぶ」と報道。これによると、同選手はメディカルチェックと正式契約を残すのみであり、およそ6年ぶりとなる復帰へ近づいているという。

 ノルシェーピンはスウェーデン1部リーグ優勝13回、国内カップ戦優勝6回を誇る強豪。ただ2023シーズンは首位マルメFFから勝ち点23差の9位に終わると、2024シーズンは15試合を終えて2部降格圏の15位に沈んでいる。旗手ら日本代表クラスと直接対決の可能性が消滅したとはいえ、スウェーデン1部ユールゴーデンIF所属DF小杉啓太とマッチアップするかもしれない。