
レノファ山口は今月1日、タイ1部BGパトゥム・ユナイテッドFCからタイ代表MFサーラット・ユーイェンを期限付き移籍により獲得したと公式発表。タイ国内では、ガンバ大阪などJ1複数クラブが同選手の獲得に動いた過去が報じられている。
タイメディア『Think Curve』は1日に「サーラットは27歳の頃(2019,20年)の時点で、すでにJリーグ挑戦の可能性があった」とリポート。これによると、2020年にガンバ大阪、柏レイソル、サガン鳥栖が同選手の獲得に動いていたものの、移籍金が高額であることを理由に断念。セレッソ大阪移籍間近に迫った時期もあったが、パトゥムと3年間の契約延長により残留していたという。
また、タイ紙『タイラット』は今月15日に「サーラットはV・ファーレン長崎へ6か月の期限付き移籍により加入することがほぼ確実」と報じていたが、移籍先は山口に決定。長崎移籍報道について、『Think Curve』は「長崎はパトゥムと交渉していたが、ディフェンダーで怪我人が相次ぎ、守備陣を緊急補強するための予算を確保しなければならない状況になった。パトゥムが設定していた回答期限の6月19日までにオファーを提示することはなかった」と綴っている。
現在32歳のサーラットは、身長168cmで右利きのセントラルミッドフィルダー。ムアントン・ユナイテッドの下部組織出身であり、5年以上にわたり同クラブでプレーしていたが、2020年夏にパトゥムへ完全移籍。パトゥム加入1年目から中心選手として活躍すると、2023/24シーズンもリーグ戦21試合のスタメン出場で1ゴール5アシストと結果を残していた。
なお『Think Curve』は山口移籍が実現した背景として、昨年12月まで手倉森誠監督のもとパトゥムのアシスタントコーチを務めていた志垣良氏(現山口監督)の存在を挙げている。
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