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日韓戦へ自信なし?イラク戦黒星に韓国代表悲鳴「16強で激突とは…」

谷口彰悟(右)守田英正(右)写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月19日開催のAFCアジアカップ・グループステージ第2節でイラク代表に1-2と敗北。グループステージ2位通過の可能性が高まっただけに、韓国方面から悲観的な声が挙がっている。

 日本は前半キックオフ直後からシュートを許すと、5分に自陣右サイドからゴール前へのクロスをGK鈴木彩艶(シント=トロイデンVV)がパンチング。これに反応したFWアイマン・フサインがヘディングシュートで押し込んだ。その後もイラクはカウンター攻撃で何度も日本ゴールを脅かすと、前半アディショナルタイムにもフサインがゴール前で押し込み、追加点を奪った。

 日本は57分にペナルティエリアでFW浅野拓磨(VfLボーフム)が相手選手に倒されると、主審はPKと判定。しかしVAR(ビデオアシスタントレフェリー)の介入により、判定はイラクのフリーキックへ変更。その後もスペースを与えないイラクの守備を前に苦戦。後半アディショナルタイムにMF遠藤航(リバプール)がヘディングシュートから1点を返したものの、勝ち点3を落とした。

 この結果、グループDではイラクが2戦2勝で首位に浮上。日本は24日に最終節のインドネシア戦を控える中、2位通過が現実味を帯びている。また2位通過となった場合には、決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)でグループEの首位と激突。そのグループEでは韓国代表の首位通過が予想されている。

 韓国国内では決勝での日韓戦実現を望む声が多いだけに、イラク戦での日本敗北を想定外の出来事と捉えている模様。同国メディア『Xスポーツ』は「ラウンド16で日韓戦?日本がイラク戦で衝撃の敗北」と驚きを見せると、「日本はD組2位で終える可能性が高い。韓国はE組1位通過が有力であるだけに、ラウンド16で日韓戦の可能性が高まっている」と伝えた一方、『スポーツ朝鮮』は「日本は本当に優勝候補なのか?」と皮肉交じりに日本対イラクの結果を報じた。

 なお韓国代表は正守護神のGKキム・スンギュが練習中に右ひざ前十字靭帯断裂という大怪我を負い、代表チームから離脱。グループステージ第2節ヨルダン戦以降で、GKソン・ボムグン(湘南ベルマーレ)のスタメン出場が予想されている。