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アジア杯に臨むマレーシア、ACL常連絶対王者から13人招集。帰化選手も多数

キム・パンゴン監督 写真:Getty Images

 マレーシア代表の韓国人キム・パンゴン監督は12月19日、AFCアジアカップに向けた招集メンバー26人のリストを発表した。このうち、半数の13人がマレーシアリーグを9連覇中の絶対王者ジョホール・ダルル・タクジム(JDT)の選手となっている。

 JDTは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の常連として知られるクラブ。今ACLでは川崎フロンターレ、蔚山現代、パトゥム・ユナイテッドと同組の「死の組」と呼ばれた厳しいグループステージを戦い抜き、3勝3敗の3位で惜しくも敗退となった。

 JDTから選出されたメンバーを見てみると、37歳の大ベテランのスペイン系DFナチョ・インサが久々の代表復帰を果たしている。同選手がマレーシア代表に呼ばれるのは2018年の初招集以来のこと。この他では、ガンビア出身のFWムハメド・スマレ、オーストラリア出身のDFマシュー・デイヴィス、イギリス出身のDFラヴェール・コービン=オングといった東南アジアサッカーではお馴染みの顔触れが名を連ねた。

 インドネシア同様、マレーシアも帰化戦略でチーム強化を進めている。今回の招集メンバーには、元U-21ベルギー代表DFディオン・コールズ、ブラジル出身のMFパウロ・ジョズエ、イギリス出身のFWダレン・ローク、ブラジル出身のMFエンドリック・ドス・サントス、コロンビア出身のFWロメル・モラレスなどの帰化選手がおり、この他にも多くの混血選手が招集されている。

 なお、マレーシア(FIFAランキング130位)は今回のアジアカップで、韓国(同23位)、バーレーン(同86位)、ヨルダン(同87位)と同じグループEに入っている。マレーシア代表メンバーは12月26日に招集され、年明けの1月4日にシリアと親善試合を行う予定。