かつて鹿島アントラーズでプレーしていたブラジル人MFレアンドロは、今年6月にFC東京を退団。しばらくフリーの身だったが、今月13日にブラジル国内クラブへの加入が正式決定している。
レアンドロは2017シーズンから6年以上にわたり、鹿島アントラーズとFC東京に在籍。今季はアルベル・プッチ・オルトネダ前監督のもとリーグ戦で出番がなく、6月8日にFC東京と契約解除で合意。その後はベトナム1部ハノイFC移籍の可能性が浮上も、ブラジルへ帰国。8月にはJリーグクラブからのオファーも報じられたが、実現には至らなかった。
およそ半年間にわたり無所属状態のレアンドロだったが、ブラジル2部パイサンドゥSCが13日に同選手の獲得を公式発表。契約期間や年俸など、契約内容については明らかにしていない。パイサンドゥSCは、かつて松本山雅FCでプレーしていたMFセルジーニョが2022シーズンに在籍していたクラブである。
またレアンドロは今年10月、ブラジルメディア『グローボ』のインタビューでFC東京退団の経緯を説明。同メディアは本人のコメントをもとに、以下のように綴っている。
「レアンドロはFC東京との契約を残していたため、今年はじめに日本へ戻った。ただ今季開幕前の時点で本人に残留の意思はなかった。クラブと契約解除にむけて交渉し、6月になってようやく退団が認められた。この期間中、彼はコンディションを維持するためにトレーニングを続け、公式戦には出場しなかった」
FC東京退団交渉で時間を要したレアンドロ。およそ1年間公式戦のピッチから遠ざかっているだけに、まずは試合勘を取り戻すことが求められる。
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