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浦和移籍報道も残留?グスタフソンの去就にヘッケン幹部「オファーは…」

サムエル・グスタフソン(写真左) 写真:Getty Images

 浦和レッズは今月8日、マチェイ・スコルジャ監督の後任としてスウェーデン1部BKヘッケンFF指揮官のペル・マティアス・ヘグモ氏を招へいしたと公式発表。ヘッケンのキャプテンであるスウェーデン代表MFサムエル・グスタフソンを獲得する可能性も報じられたが、ヘッケン幹部が報道内容を否定したという。

 スウェーデンメディア『FotbollDirekt』は今月6日、グスタフソンが今年9月にヘッケンと契約延長したことに触れた上で、「ヘグモ監督の浦和行きに伴い、グスタフソンもヘグモの後を追うことになる」とリポート。日本の一部メディアも、同選手獲得にむけて動いていると伝えていた。

 この報道に対して、ヘッケンのスポーツディレクター(SD)を務めるマルティン・エリクソン氏は8日、スウェーデンメディア『fotbollskanalen』のインタビューで「サムエルはヘグモ監督と同じような状況にある」と他クラブからの関心があることを明言。一部では、浦和移籍の可能性はあるという見方もあった。

 しかしスウェーデン紙『ヨーテボリ・ポステン』のインタビューでは、「(移籍の可能性について)そんなことはない。それなら、スウェーデン代表選手であるキャプテンに関心や憶測が集まることに驚いていない。不思議なことでも、特別なことでもない」とコメントを残すなど、グスタフソンの獲得オファーは届いていないと主張したという。

 現在28歳のグスタフソンは、身長190cm近くで右利きの守備的MF。2021年7月にヘッケンへ復帰すると、復帰1年目はハムストリングの負傷により大半の試合を棒に振ったが、2022シーズンはほぼ全試合スタメン出場で1ゴール4アシスト。クラブ史上初のリーグ優勝に大きく貢献すると、2023シーズンは公式戦ほぼ全試合でキャプテンマークを巻き、2ゴール10アシストをマークしている。

 なお浦和の中盤では、日本代表MF伊藤敦樹が今季J1リーグほぼ全試合スタメン出場で、Jリーグベストイレブンの個人タイトルを獲得。伊藤の隣では、ベテランのMF岩尾憲も安定感抜群のパフォーマンスを発揮している。