横浜F・マリノスは今月7日、ケヴィン・マスカット監督が今季限りで退任すると公式発表。外国人指導者招へいの可能性もある中、アビスパ福岡OBであり、豪州1部ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCを率いるマーク・ルダン監督にJリーグ行きの可能性が浮上している。
オーストラリア人のルダン氏は、ジェフユナイテッド市原・千葉や清水エスパルスに在籍していたエディ・ボスナー氏の義兄であり、自身も2008年に福岡でプレー。2010年に現役を退いた後は、オーストラリアやニュージーランドで指導者の経験を積み、2021/22シーズンからウェスタン・シドニーの監督を務めている。
そのウェスタン・シドニーは、2022/23シーズンの豪州1部リーグを4位で終えると、今季は6試合を終えた時点で3勝3分と無敗を維持。首位のウェリントン・フェニックスFCから勝ち点差2の2位につけている。
そんな中、豪州紙『キャンベラ・タイムズ』は「福岡所属選手として、Jリーグで1年間のキャリアを過ごしたルダンは、アンジェ・ポステコグルーやケヴィン・マスカットの後を辿るために日本へ行くと噂されている。関心を寄せているクラブは特定されていない」とリポート。
これによると、ウェスタン・シドニーとの契約が2023/24シーズン終了後に満了を迎えるルダン監督は、「(Jリーグクラブからの)興味はあるが、ただそれだけだ。私に代理人がついていないので、どこからそのような情報が出てきたのか分からない。私はウェスタン・シドニーでの仕事に集中している」とJリーグクラブからの関心を認めたという。
なおルダン監督は2020年、豪州1部ウェスタン・ユナイテッドFCでDF今井智基とともに仕事をしたほか、ウェスタン・シドニーの監督就任1年目にもFW小川慶治朗と共闘。Jリーグクラブは、日本人選手の指導経験がある点を評価しているかもしれない。
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