アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ率いるMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)インテル・マイアミは、今年11月に日本でアジアツアーを開催する可能性が報じられていたが、幻に終わった模様。ヴィッセル神戸やFC東京がマイアミとのマッチメイクを模索していたと、海外で報じられている。
今年夏にメッシやDFジョルディ・アルバ、MFセルヒオ・ブスケツと元バルセロナ所属選手を相次いで獲得したマイアミは、先月21日の最終節シャーロット戦で0-1と敗れ、2023シーズンのMLSイースタン・カンファレンスを15クラブ中14位で終了。メッシが2桁ゴールを叩き出したものの、プレーオフ進出を逃したため、一足早くシーズンを終えている。
米メディア『マイアミ・ヘラルド』は先月中旬、マイアミが日本と中国での親善試合開催にむけて交渉を進めていると報道。親善試合開催日程について「11月2日にアメリカを出発する」と伝えていたが、対戦相手については触れていなかった。
すると中国『騰訊新聞』は、マイアミの日本ツアー計画が失敗に終わったと報道。同紙は「マイアミは11月4日に日本で試合を行う予定だった。対戦相手はFC東京だったが、東京での試合会場に制限があったため、マイアミはヴィッセル神戸に連絡を取った。神戸はアンドレス・イニエスタの古巣だ。神戸にはマイアミ戦開催の用意があったが、大会主催者が日本サッカー協会(JFA)から承認を得られず、日本での試合は中止となった」と伝えている。
11月4日は国立競技場でYBCルヴァンカップ決勝のアビスパ福岡対浦和レッズが開催。『騰訊新聞』はJFAが神戸対マイアミの開催を却下した理由まで触れていないが、ルヴァン杯決勝と同日での開催を嫌った可能性が考えられる。
なおマイアミは先月、今月に中国で親善試合を開催すると公式発表。青島海牛FCや成都栄城と対戦する予定となっていた。しかし『インサイドワールドフットボール』など海外の複数メディアは先月末、中国での親善試合が一転して中止になる可能性を報道。スペイン紙『アス』は中止の可能性がある背景に「官僚面、および商業面での問題」を挙げている。
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