フランスのサッカー雑誌『フランス・フットボール』は今月30日、今年度のバロンドールランキングを発表。韓国代表DFキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)が22位と、ディフェンダー最高順位でランクインした。それだけに韓国国内では、日本代表DF冨安健洋(アーセナル)との比較が話題に。冨安や日本のファン・サポーターに対する攻撃的な意見も上がっている。
キム・ミンジェは中国1部・北京国安やトルコ1部フェネルバフチェなどを経て、2022/23シーズンはナポリでプレー。不動のセンターバックとして、チームをセリエA(イタリア1部)優勝に導くと、今年夏にバイエルンへ完全移籍。今季ここまでブンデスリーガ全8試合スタメン出場と、新天地でもレギュラーに定着している。
ナポリでの活躍が評価されたこともあり、アジア人で唯一バロンドール受賞候補に選出されたキム・ミンジェ。同選手のバロンドールランキングを伝える韓国メディア『FMコリア』のネット掲示板では、「キム・ミンジェ凄い!」「キム・ミンジェはナンバーワンのディフェンダー」などと、同選手への称賛が相次いでいる。
そんな中、冨安とキム・ミンジェによる“日韓比較論”も噴出。「冨安よりキム・ミンジェ」「冨安は大したことない」といった声が上がっているほか、冨安がバロンドール受賞候補にノミネートされていないこともあり「日本人がキム・ミンジェより上と主張する冨安は何位?」といった揶揄も見られる。
冨安はアビスパ福岡、ベルギー1部シント=トロイデンVV、セリエAボローニャを経て、2021/22シーズンからアーセナルでプレー。左サイドバックでDFオレクサンドル・ジンチェンコの控えに甘んじていたが、直近数試合にわたりスーパーサブとしての活躍。今月28日に行われたプレミアリーグ第10節シェフィールド・ユナイテッド戦では、後半アディショナルタイムにアーセナル加入後初ゴールをマークしている。
またシェフィールド戦のゴール後にも、韓国ではキム・ミンジェと比較する声が。『FMコリア』のネット掲示板で「たった1ゴール決めただけ」「怪我多いのに、評価されている」などといった否定的なコメントが投稿されていた。
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