Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸移籍確実のフアン・マタ「カネに興味ない」サウジ行き拒否で称賛浴びる

フアン・マタ 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸はMFアンドレス・イニエスタにかわるプレーメーカーとして、元スペイン代表MFフアン・マタの獲得を確実にしたと報じられている。そのマタが、サウジアラビア国内クラブからの巨額をオファーを断っていたことが海外メディアの報道で明らかになったようだ。

 かつてマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーなどでプレーしていたマタは、2022/23シーズンをもってトルコ1部ガラタサライを契約満了により退団。スペインのラジオ局『ondacero』が先月31日に神戸移籍の可能性を伝えると、欧州の移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、今月2日に「マタが神戸と契約間近に。中東や他クラブからのオファーに先駆けて、現役続行のためにJリーグを選択した」とリポート。日本国内の一部メディアも、神戸と選手サイドの合意を伝えている。

 欧州での実績が豊富なマタのJリーグ移籍報道には、米メディア『ジ・アスレチック』も注目。同メディアは、マタがJリーグ挑戦を決断するに至るまでの過程を以下のように綴っている。

 「マタは新たな冒険を求めて、わずか1年でトルコを離れることを決意。サウジアラビアとUAEから高額のオファーを受けていたが、大金に興味を示さなかった。彼は日本文化を学び、日本を探索することを望んでいた。マタのモチベーションは、新たなタイトルを目指してプレーしたいという欲求からも来ている」

 今年夏の移籍期間では、欧州のビッグクラブでプレーしていた選手によるサウジアラビア移籍が急増。FWカリム・ベンゼマやFWロベルト・フィルミーノなど、ビッグクラブでプレーしていた選手も含まれている。『ジ・アスレチック』はマタの決断に対して、X(旧ツイッター)上で称賛のメッセージが多く見られることもあわせて伝えている。