日本代表・海外組 海外日本人選手

アーセナル冨安健洋が語る日本人選手の長所「僕にも当てはまる」

冨安健洋 写真:Getty Images

 プレミアリーグ(イングランド1部)アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋が、欧州で成功するために求められることや、日本人選手の特徴を語っている。

 冨安は2018年1月にアビスパ福岡からベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)へ移籍すると、セリエA(イタリア1部)ボローニャ、アーセナルと欧州3か国でプレー。アーセナルでは加入1年目の2021/22シーズンにいきなりレギュラー定着。FIFAワールドカップ・カタール大会後は右サイドバックでポジション争いを繰り広げていたが、今季は左サイドバックでのレギュラー奪取を狙っている。

 STVV時代のチームメイトであるMF遠藤航(リバプール)やMF鎌田大地(ラツィオ)など、日本人選手の活躍が目立つ中、冨安は現地の環境に適応することの重要性を強調。クラブ公式のインタビューで以下のようなコメントを残した。

 「僕はサッカーをするためにイギリスにやって来ました。ヨーロッパ出身の選手と自分の間に違いがあると感じていますが、イギリスの環境に適応するという点では僕に責任があります。他の選手が僕に合わせるのではなく、僕がその環境に適応する必要があります」

 「食事の時間をはじめ、(日本とは)異なる点がいくつかありますが、ベルギーにいた時から現地のやり方に適応することには慣れていました。日本人選手は新しい環境に適応するのが得意だと思いますが、僕にも当てはまりますし、サッカー選手の仕事の一部だと思っています。イギリスでの生活にそれほど難しさを感じていません」

 つねにプロ意識を持ち、さらなるレベルアップに貪欲な姿勢でいる冨安。日本時間4日に行われるマンチェスター・ユナイテッド戦でのスタメン出場が期待される。