元鹿島アントラーズ所属選手の日本代表FW上田綺世は、ベルギー1部サークル・ブルッヘでプレー。MF守田英正擁するポルトガル1部スポルティングCPなど複数クラブからの関心が報じられていたが、オランダ1部フェイエノールト移籍に迫っているようだ。
フェイエノールト移籍の可能性については、オランダメディア『1908.nl』が24日に「フェイエノールトがサークルに対してオファーを提示した」と報道。ただ提示額は600万ユーロ(約9億3000万円)と、フェイエノールトの要求額である1000万ユーロ(約15億円)に満たないとみられていた。
しかしオランダメディア『Voetbal』の報道によると、フェイエノールトは移籍金やボーナスの支払いにくわえて、上田を他クラブに放出する際に得る移籍金の一部をサークルに支払うことも条件に盛り込んだとのこと。同メディアは「総額で1000万ユーロに届く可能性があり、クラブ間合意に近づいている」としている。
一方、サークルのカルロス・アビナSD(スポーツディレクター)は先日、オランダ国内テレビ局『RTL』の番組で「プレミアリーグのクラブも彼の獲得に興味を持っているし、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)クラブとスペイン国内2クラブも興味を持っている」と語っていた。
ただ『Voetbal』は選手サイドの意向について「セビージャやスポルティングも関心を寄せているが、上田はフェイエノールト移籍を望んでいる」と伝えている。
フェイエノールトはオランダ1部リーグを11度制した強豪。2022/23シーズンは序盤から順調に勝ち点を積み重ねると、昨年9月18日のPSVアイントホーフェン戦を最後にリーグ戦で負けなし。今年2月12日のヘーレンフェーン戦からリーグ戦12連勝により、6シーズンぶりとなるリーグ制覇を成し遂げている。
ただ2022/23シーズンのリーグ戦で10ゴールをマークしたFWダニーロが、スコットランド1部レンジャーズFC移籍間近に。リーグ戦全試合に出場したダニーロの後釜として、上田に白羽の矢を立てている。
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